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霧の寝台

ガチ×ノンケ専門の官能小説 主なジャンル:GL BL NTR 催眠 調教 監禁 男の娘 女装

Part.84 【 張り型◇ 】


私はアダルトショップの店員。


昨今は動画サイトや通信販売などで、アダルト動画や大人のオモチャを購入する層が多くなり、店の売上は年々減少傾向にある。


現在はパソコンの操作が分からない中高年や、

アダルトサイトへの個人情報の登録を嫌がる層、

実物を見て購入したい人などがいて、なんとか経営できている状態だ。


ほとんどは男性客であるが、

ごく稀に挙動不審な人物が紛れていることがある。


それはこういった物を買うことへの恥ずかしさからか、

年齢制限に引っ掛かっているためか、未成年や童貞の場合が多い。


だがこの日は違った。

忘れもしない。

実に特異な人物と出会うことになったのだ。



ガラガラガラガラーーーー


「いらっしゃいませ」



店の扉が開き、見るからに不審な人物が来店する。


晩秋にしては重すぎるコートの重ね着。

深いニット帽を被り、そこから茶に染めた長髪が伸びていた。


極端にでかいサングラスに顔の半分が隠れるほどの黒マスク。なぜか手袋を着用しており、長靴も履いていた。


概ね雪国から来た不審者と言ったところであろうか?


その者は実にオドオドとした様子で、店内をうろつき始めた。他の客もとんでもない奴が入ってきたといった感じで注目している。


暑いのか、動きにくいのか、それとも緊張しているのか、息を荒くしながら商品を物色しているようだったが、お目当ての商品を見つけると途端に動きを制止させた。


その注目された商品とは『ペニスバンド』


男性器を模したゴム性のおもちゃをベルトで腰に固定し、女性が女性に挿入するために使用する淫具だ。

女性がマゾの男性に使用する際に使われることもあるという。


不審者は、豊富に取り揃えてあるペニスバンドの中でどれを選ぶか迷っている様子だった。


三十分以上経っても決められないようだったので、

仕方なくサポートを始めることにした。



「お客さん、どういったものをお探しで?」



普段はこのように声を掛けることはない。

怪しすぎる相手だったので、早く帰って欲しくて声を掛けたのだ。



「あ、あ、あの……これ……初心者向けで良いのありますか?」



奇妙な声だった。

太い声だが、明らかに作り声。


マスクの隙間から見える肌や、

透けたサングラスを通して見える眼。


店員はそれが男性に扮した女性であることをすぐに察した。



(なんだ女性か、どうりで挙動不審だったわけだ)



女性が一人で来るケースは珍しい。

来たとしても大抵は彼氏と一緒だ。


とはいえ、客に女性も男性もない。

店員はひとまず警戒レベルを下げると問いに答えた。



「相手の方は男性ですか? 女性ですか?」


「あ、えっと……その、だん…………じょ、女性です」


「女性でしたら、こちらの性剣Xカリバーがおすすめです。

長さ15cm、太さも最大2.7cmほどで、大きすぎず、初心者の方でも安心です。

しかも電動機能もあり、スクリューのように中をほじってくれるので、感じること間違いなしです」


「なるほど……じゃあそれで……」



女性は、よく分かっていない様子であったが、とりあえずオススメされたものなので買うといった感じであった。



「ありがとうございます。他に入り用はありますか?」


「いえ、これだけで十分です……」


「わかりました。ではレジの方までお願いします」


「はい」



店員と共にレジに向かう女性。

ようやく重い仕事を終え、晴れ晴れとしている様子であった。


しかしレジに向かう途中で、展示してあるピストンマシンに足を引っ掛け転倒してしまう。



「あっ!」



分厚いコートを重ね着していたため、受け身を取ることができず、身体を激しく床にぶつけてしまう。


その衝撃で被っていたニット帽とウィッグが、ずり落ちてしまった。ついでに付けていたサングラスと黒マスクも取れてしまって大パニックだ。


店員も急な出来事に驚いたが、

何より彼を驚かせたのが、問題の彼女の容姿だった。


長く艶のある黒髪に、色白の美しい肌。

大和撫子風のおっとりとした気品ある顔立ちは、とても一人でアダルトグッズを買いに来る人物に見えなかった。


女性こと『真里』は、

素顔がバレてしまったことに狼狽(うろた)え、

顔を紅く染めて恥ずかしがっていた。


(ひぃえっ!! どうしよう! どうしよう!?

せっかく変装してきたのに!!

あぁっ!! マスクの紐の部分取れちゃってるし、サングラスも耳に掛ける部分が折れちゃってる!!

な、なんでこんな時に~~~~)


ウィッグも鏡の前でないと再セットできない。

髪をウィッグの中に入れなければならないため、簡単には被れないのだ。



「だ、大丈夫ですか?」


「あっ、はい! その、ごめんなさい、引っ掛かってしまって……あうぅ……」



取り乱しながらも謝罪する真里。

そんな彼女を見て店員は思う。



(なんやこの人、めっちゃかわええ!)



男の目から見て、うろたえて恥ずかしそうにする真里はかなり可愛かった。それこそアイドル顔負けである。


そんな彼女に加虐欲を駆り立てられた店員は、つい意地悪をしてしまった。



「良かった、怪我がないようで……危ないので性剣Xカリバーはこちらでお持ちしますよ。お姉さん」


「はうぅぅ……お願いしますぅ……」



敢えて商品名と性別を言い、羞恥心を煽る。

店員としては失格であるが、彼も一人の男だ。

こんなアイドルのように美しい女性とこんな会話をする機会など滅多にない。そのため常識外の行動に出てしまったのだ。


真里は、消え入りそうな声になりながらも大人しく店員に付いていった。

お姉さんと呼ばれ、既に性別がバレてしまったことから、顔を隠すことも、裏声を出すことも止めてしまったようだ。



ピッ!ピッ!


「お会計6,128円になります」



商品のバーコードを読み取り袋に詰める。

真里が手袋で出しにくそうに小銭をいじっていると、

店員が覗き込むように話しかけてきた。



「お姉さん、確認なのですが、お相手の方は女性で間違いありませんか? こちらは女性向けの商品になっているのですが」



真里はそれを聞き、再び顔を赤らめた。

本当は誠に入れるために購入したペニスバンドであったのだが、男性に変装していたため、相手を女性と答えるしかなかったのだ。


だがこれから男性と訂正するのも恥ずかしく、

なおかつ訂正した場合、もう一度商品を選び直さないといけなくなる。一刻も早くここから逃げ出したかった真里は仕方なく肯定することにした。



「ま、間違いありませんっ……女の人です……」



その返事に店員はニタリと笑みを浮かべ追撃する。



「わかりました。お姉さん、レズビアンだったのですね」


「はぅ……はぃぃ……レズビアンです…………」



もうこれ以上ないほど、顔を紅く染める真里。

お酒を飲んで酔っぱらってしまったかのような紅さだ。


泣き出しそうになりながらも、

ようやく会計を終え、彼女は足早に店を立ち去るのであった。


真里のいなくなった店内では、

店員が十分満足したような顔つきで椅子に座っていた。

股間は完全に盛り上がっており、元気いっぱいだ。



(はぁーー俺、この店で働いていて本当に良かったわ)



その後、彼はこの記憶を元に自慰に耽るのであった。




※※※




その日の夜……



パジャマを着た真里と誠は、

いつものように勃起不全の治療に取り組もうとしていた。


最近、誠は慣れてきたのか、勃起中に萎えることも減り、同人誌なしでも真里のフェラチオを受けられるようになっていた。

射精するには、まだ同人誌の力を借りねばならなかったが、それでも二人にとっては大きな進歩であった。



「誠くん、今日はいつもと違うことをしたいのですが良いですか?」


「違うこと?」


「はい、前からしたかったのですが……言い出しづらくて……」


「遠慮しないで。私、いつもしてもらってばかりだったから、真里さんにそう言ってもらえて嬉しいよ」


「ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えて……」



そう言うと真里はクローゼットの扉を開け、中から紙袋を取り出すと、布団に座る誠に差し出した。


紙袋の中には、真里が高校時代に着ていた夏用の制服が入っていた。



「…………? 真里さん、これは?」


「これは私の高校時代の制服です。この前、実家に帰った時に持ってきたんです」



なぜこれを持ってきたのだろう?

まだ意図が飲み込めない様子の誠に、真里は説明した。



「今日はこれを着てエッチして欲しいんです!」


「えぇ!?」


「なんだか最近マコちゃんのことがすごく可愛くなってきちゃって……完全に女の子に戻ってもらって、エッチなことしたくなっちゃったんです……」



性交時に真里がしていることは、誠のちんちんとお尻とおっぱいへの愛撫だ。

女のように喘ぐ誠を見て、彼女も股間を濡らしていたのだが、最近その傾向が強くなってきていた。


原因は、先日、掛けられた催眠術にある。


小早川に商談で呼び出された真里は、

女の誠を男の誠よりも良いと暗示を掛けられていた。


元々は二人を別れさせるために掛けた催眠術であったが、意図せず真里のレズっ気を上げる結果となってしまっていた。


今の真里は、男の誠よりも女の誠の方に魅力を感じるようになっていたのだ。



「少しびっくりしたけど、良いよ。女の子の服着るのなんだか久しぶりだな」



心が女に戻った後も、誠は男として生活していた。


理由は、これまで男として過ごしてきた誠が、

急に女に戻ったら、付き合い始めたばかりの真里がどんな誤解を受けるか分からなかったからだ。


巷では真里はレズビアンなのではないかと言われている。自分が女性に戻ったなら、おそらく疑惑は確信へと変わるだろう。


だが真里は厳密に言えばレズビアンではない。


現に彼女は、女性に欲情することはないし、

読んでいる同人誌だって9割以上が男同士の恋愛物だ。


誠は真里に有らぬ誤解が生じぬよう、男の姿で過ごしてきたのだ。実際、話し方が変わっているので、意味などなかったのだが……。



「じゃあ、さっそく始めましょうか!」


「うん、いいよ」



誠は真里の化粧道具を借りてメイクを始めた。

がっつりとした厚化粧ではなく、うっすらとしたナチュラルメイク。久しぶりに行う化粧は、とても楽しく感じられた。


それは本来の自分に戻る感覚。

こうして女性の姿に身を包むことが、誠に安心感を与えていた。



(はぁ……マコちゃん綺麗……)



女性的な誠の容姿が、より女性らしく変わっていく。

以前は戸惑いしか感じなかった彼のそんな姿に、真里はトキメキを感じていた。



「マコちゃん、すごく綺麗です……次はこれに着替えてください」


「うん……」



真里の前で女性に変わっていくことに、誠は一種の背徳感と多幸感を得ていた。恋人に今の自分を認めてもらえる幸せ。

真里の限りなく広い包容力に、もっと包まれていたいと思った。


真里の制服に袖を通す。

愛する恋人の制服を着ることを嬉しく思う。



(あぁ……真里さんの匂いがする……なんだか一つになれた感じ♡)



通常の女装とは違う感覚に、誠は自然と微笑んでいた。そんな彼の姿を見て真里は思う。



(マコちゃん……かわいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!♡

すっごく綺麗で、めちゃくちゃ可愛い♡)



負の感情は一切湧かなかった。

むしろ誠への愛おしさが何倍にも膨らみ、同時にこんなに可愛い彼女をこれから好き放題できることに喜びを感じていた。



「着てみたよ、真里さん。ど、どうかな……?」


「すごいです! 本当の女子高生ですよ! すごい似合ってます♡」


「そ、そうかな……ちょっとだけサイズが小さいかも?」


「サイズが小さいのは仕方ないですね……

でもおかしいってほどではないです。あっ、そうだ!」



真里は何かを思いつき、再びクローゼットへと向かった。引き出しの下の段を開き、中からショーツを取り出す。



「えっ……真里さん、まさか……」


「そのまさかでーす♡

さぁ、マコちゃん、私のショーツ履いてください♡」


「そ……それは……」


「何でも聞いてくれるんですよね?」


「う、うん……」


「じゃあ、今履いてる邪魔なパンツを脱いでください♡」


「うん……いいよ……」



誠は真里に言われた通りパンツを脱ぎ、ショーツに足を通した。真里が着替えを手伝い、普段真里の性器が密着している部分に誠の性器が密着する。



「あぁ……真里さぁん」


「どうしたんですか? そんな声出して。

もしかして私のおまんことマコちゃんのおまんこが間接的にキスしてるから、切なくなっちゃってるんですか?」


「うん……そう……」


「恋人同士だから良いんですよ。

ほらぁ、もっといっぱいチューしてください♡」



そう言い真里は、誠の性器をショーツ越しにすりすりと撫で始めた。



「あぅんっ♡ はぁ……ダメぇそんなの……はぁはぁ……♡ 真里さんのショーツ、汚れちゃう……」


「また洗えば良いんです。マコちゃんが汚しても、私は平気ですよ♡」



そうして真里はしばらく甘く責め続けると、本題に入るために誠を一旦布団に座らせた。



「マコちゃん、私が良いと言うまで目を閉じてもらって良いですか? 今日はマコちゃんにプレゼントがあるんです♡」


「プレゼントあるの? ありがとう、真里さん!」



プレゼントと聞き、誠は大喜びだ。


真里は廊下を進んで下駄箱まで行き、

隠してあったプレゼントの箱を取った。

そして中身を取り出し、

服を脱ぎ全裸になると、それを装着した。



「準備できましたー♡

マコちゃーん、目を開けてくださーい♡」


「はーい♡」



ニコニコと笑い、目を開ける誠であったが、

目の前に突き出された見慣れぬ棒に、目の色を変えた。


それは男性器によく似た突起物であった。

腰に固定された突起物、ベルト、どちらも肌色で、本当に真里におちんちんが生えているようだった。



「ふふふ……驚きました? マコちゃんにと思って買ってきたんです!」


「真里さん、これって……」


「私のおちんちんです♡ 今日はこれでマコちゃんのことをいっぱい気持ちよくしてあげますね♡」



女子高生の制服を着た誠とペニバンをつけた真里。

端から見ると、女子高生を犯そうとしている痴女の構図だ。


真里はすっかり色に染まった目で誠を見ていた。

彼女は目の前の可憐な女子高生の頭を優しく撫でると、

口元にペニスの先端をあてがい舐めるよう指示した。



「さぁ、マコちゃん、さっそくご奉仕してください。

私がいつもしているように、私のおちんちんを舐めるんです♡」


「は……はぁい……」



誠はまるで魔法にでも掛かったかのように、真里のチンチンを舐め始めた。



「ペロ……ペロ……ペロ……」



初めは辿々しくフェラを続けていた誠であったが、

すぐにコツを掴んだのか、慣れた動作へと変わっていった。


真里を上目遣いで見つめ、舌と唇を巧みに使い分けている。


ディルドに頬擦りをして見せたりと、まるで手慣れた娼婦のようである。それが可愛らしい女子高生の姿で行われるのだ。

並みの男性であれば、堪らずすぐに挿入へと移行してしまうであろう。



(うわぁ……なんかすごい厭らしい……私もこんな感じなのかな? 私より舐めるの上手そう……)



誠は覚えていないが、彼はプロのフェラテクを叩き込まれている。それが今回、実践で生かされていた。


そしてそうしている間にも……



むくむく……むくむくむく……



誠の小さなペニスが勃起を始める。

真里のショーツの中で静かにしていたそれは、

男の一物を舐めていると勘違いし、元気になってしまったのだ。



「あぁ……」


「どうしたんですか?」


「真里さん、私……立っちゃったみたい……」


「えっ? もう?」



一旦フェラを中断し、ショーツの中を確認する。

そこには嬉しそうに勃起する誠のペニスがあった。



「ホントだ! 同人誌なしでも勃起できましたねっ!」



新しい勃起方法を見つけ大喜びの真里。

彼女はそのままショーツを下ろし、勃起したポークピッツを露出させると、自らのペニスで擦り付け始めた。



「それにしても……マコちゃんのおちんちん、ちっちゃいですねーー♡ 私のおちんちんと比べてみてどうですか? ほーら、すりすり♡」


「やぁん……恥ずかしいよ……

はぁはぁ……真里さんのと全然ちがぅ……」


「マコちゃんのは大きくなってもこの大きさですもんね♡

私のちんちんの三分の一か四分の一くらいしかないじゃないですか? これじゃあどっちが本物か分かりませんね」



誠は真里に言葉責めされ、羞恥に身を捩らせる。

振る舞い方もより乙女に近いものへと変わり、本当におもちゃのペニスを付けた女子高生のようである。



「あぁんっ……真里さんの……私より逞しくてすごいの……」


「そうですね♡ マコちゃんのおもちゃと違って、長くて太いですもんね。それにいつまでも萎えないし、こっちが本物ですよね」


「うん……そうなの……私の方がニセモノなのぉ……あぁんっ♡」



真里の立派なペニスで擦られ、誠の勃起したオモチャちんぽの先からは、擬似精液がトクトクと溢れていた。


真里のおちんちんが大好きな誠のホモちんぽは、この兜合わせがたいそう気に入った様子だ。



「ふふ♡ マコちゃんはおちんちんバカにされると感じちゃうんですね♡ でもちょっぴり可哀想だから、優しくキスしてあげますね♡」



そう言い真里はペニバンの先端で、誠のペニスとキスを始めた。



「あっ……真里さん、それ厭らしいよ……」


「マコちゃんの大好きなおちんちん同士のキスですよ♡」


「はぁん♡ せつないよ……もっとしてぇ……」


「じゃあマコちゃんも自分のを持ってください。上下両方でキスしましょ♡」



真里と誠は、お互いのちんちん同士をキスさせたまま、唇でもキスを始めた。誠は完全に受け身で真里にされるがままだ。



(あぁ……なんだか本当に女の子のマコちゃんの方が良くなってきてる……。

私、やっぱりレズになっちゃったのかな……?)



己の変化に気付き始める。

これまで誠という性別が好きだと豪語してきた彼女であったが、ここに来て女の誠の方が好きだと認識し始めたようだ。


少しの動揺はあったものの、目の前の美少女をもっと愛したいという気持ちがそれを打ち消した。



「マコちゃん……そろそろ、入れましょうか?」


「うん……私も真里さんのおちんちん、欲しくなっちゃった」



キスをしている間も、誠のアナルはひくひくと反応していた。真里のちんちんを飲み込みたくて、うずうずしていたのだ。それは誠の身体がハッキリと真里を恋人として認めている証拠であった。


催眠によって女性への欲情を完全に消された誠であったが、二人の見事な迂回策により、真里限定で興奮するようになっていたのだ。


四つん這いになりオネダリする誠。

縦割れのお尻の穴を見せつけ、男を誘惑するように腰を揺らしていた。



「ハァハァ……私のおまんこに……真里さんの逞しいおちんちんちょうだい……」


「すぐに入れてあげますから、待ってくださいね♡」



真里は棚からワセリンを取り出すと、ペニバンに塗り、誠の菊門に宛がった。



「マコちゃん、このおちんちんって聖剣エクスカリバーって名前らしいですよ。今からこの剣を、マコちゃんの鞘に収めてあげますからね」


「そ、そんな名前なんだ……あっすごい……♡

私、鞘になっちゃうんだ……真里さんの鞘に……」


「鞘になってください♡ 私のエクスカリバーを収納して、私専用の鞘になってください!」


「うんっ! なるぅ……真里さんの鞘になるのぉ♡」



プフッと外野から吹き出す声がする。

幽霊の幽子が、堪らず吹き出してしまったのだ。

今日も今日で、幽子は二人の変態セックスを観賞して楽しんでいた。


「おーおー、今日もやっていなさる。なんだ、また新しい変態プレイ思い付いたんだ。この二人のエッチは見ててホント飽きないな」



ズブッ!


「あぁぁんっ!♡」



伝説の剣(つるぎ)が、誠のお尻の鞘に収められる。

ゆっくりと慎重に収納されていき、誠は熱い息を吐いた。


真里の本物のエクスカリバーと違い、

誠の偽物のエクスカリパーは、

収納する鞘もなく、だらしなく地面に向けてサラサラの体液を垂れ流すだけであった。


そうして完全に収納を終えたところで真里は一旦動きを止める。



「すぐに動かすのは止めておきますね。まずはおちんちんをお尻に馴染ませないといけないみたいなんです」


「ハァハァ……そうなの?」


「えぇ、なのでしばらくこのままですかね?

あっ、そうだ! 体勢変えましょう。

マコちゃん、このまま私の股間の上に座ってください」



四つん這いから背面座位の姿勢へと変え、

誠をペニバンが起立する真里の股間の上に座らせた。


誠の体重がペニバンに乗り、より深く奥を抉る。



「んんん……あぁ……」


「大丈夫ですか? 痛くないです?」


「うん……大丈夫……平気だよ」


「それなら良かったです。じゃあ始めますね♡」



真里は誠のおっぱいを制服越しに鷲掴みにすると、優しく揉み始めた。



「はぁ……はぁ……あぁんっ!♡」


「気持ちいいですか?」


「うん……真里さんの手、気持ちいぃ♡」


「ふふふ、私もマコちゃんのおっぱい柔らかくて気持ちいいです♡」



誠の履いているスカートには、

小さな盛り上がりと愛液で濡れた染みが出来ている。

そこさえなければ、見た目は完全なレズビアン同士のセックスである。誠の方が真里より年上のはずであるが、今は真里よりも幼く見えるようだった。



「マコちゃんのおっぱい、私が大きくしてあげますからね。

これからは毎日、こうしておちんぽ入れておっぱい揉んであげます♡」


「あぁん……真里さん、好きぃ……♡」


「もっとおっぱい大きくして、もっと女の子らしくなりましょうね♡」


「うん……私を真里さんの彼女にして♡」



そんな誠のセリフに真里はハッとする。



(うわぁ……これデジャブだ……前、こんな夢見たよね……?)



夢ではない。正確に言うと真里のオナネタの一つである。

以前T北に旅行に出掛けた際に、真里は妄想の中で誠をふたなりちんぽで犯し、同じセリフを言わせていたのだ。



(がんばれば夢は叶うんだね。そろそろ動かしても良いかな?)



ここで真里は腰を少しグラウンドさせてみた。

誠のアナルの内側をペニバンで擦り始める。



「はぁうううっ!♡ はぁ……はぁ……」



刺激がアナルに走り、誠は嬌声を上げた。

誠の様子を伺いながらも、小さな振動をお尻に与えていく。同時に胸への愛撫も忘れない。


誠はおちんぽとおっぱいをギンギンに勃起させながら、真里の腰使いに身悶えしていた。


そうしていくうちに、徐々に限界まで高まり……



「真里さぁん……わ、私……イキ…………イキそう」


「良いですよーイッてください♡

私のおちんぽで、おまんこ気持ちよくなってください♡」



純な女子高生が、レズの痴女にペニバンで突かれている。

男女逆のセックスではあるが、真里と誠の関係においては、この姿こそが自然体と言えるであろう。



「イク……わたしの……おまんこ……イッちゃうの……

はぁっ……はあんっ!♡ いくぅ……いくぅ……いっちゃうう……」


「思いっきりイッて良いですからね、女の子のマーコちゃん♡

男を捨てて女の子として、イッちゃってください♡」



誠のお尻おまんこが彼氏である真里のおちんぽをキュウキュウと締め付ける。

標準的な女性よりも大きな誠の淫核は、ピクピクと最後の痙攣を起こし、内側に溜まった愛液の塊を外へと押し出した。



「真里さんの……おちんぽで、わたしっ!

いっちゃうのおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!♡♡♡♡」



ビクビクビクビクビクビク!!


ぴゅっぴゅっ♡



誠は直接性器に触れることなくトコロテンしてしまった。

二人はついに同人誌に頼らずに、絶頂に到達することができたのだ。



「はぁ……はぁ……」


「ハァハァ、ついに……イケましたね……」


「う……うん……真里さん、わたし……嬉しい……」



誠は目を潤ませ真里を見ている。

彼氏の真里に抱きつき、控えめに息を吐く。

彼は真里でイクことができて、感動していた。


これまで同人誌で絶頂に至っていた誠であったが、

精神的には満たされない気持ちが強かった。

彼は同人誌ではなく、真里で満たされたかったのだ。



「マコちゃん、どうしたんです?

もしかして泣いてるんですか?……痛かったとか?」



心配そうに見つめる真里に誠は顔を横に振ると答えた。



「ううん……全然痛くなかった……

真里さんでイケて、嬉しかったの……」


「マコちゃん……ぐすっ……わたしも……わたしも嬉しいです。やっと二人だけで出来ましたね……」



誠に釣られて、真里も泣き始める。

真里は誠を仰向けに寝かせると、覆い被さるように身体を重ねてキスをした。



「マコちゃん……私、マコちゃんがずっと女の子のままで良いと思ってます。

なんだか今のマコちゃんの方が本物って感じがして……

それに……私、男の子の誠くんよりも、女の子のマコちゃんの方が好きになっちゃいました。元々、レズじゃなかったのに……マコちゃんのせいですよ」



にっこりと微笑み気持ちを伝える。


不特定多数の女性に性的欲求を持つ直美と違って、

真里は女性化した誠にしか興奮しないため、レズビアンとは言えない。


しかし真里は誠限定でレズビアンになることを決めたのだ。



「でも……二人の赤ちゃんを作るんじゃなかったの?

私が女としてしかエッチできなかったら、真里さんの中に入れられないよ……」


「それもよく考えてみたんですけど……」



真里は未だに勃起する誠のおちんちんを指先で摘まんで言った。



「見てください。こんなにちっちゃくて、可愛らしいおちんぽ。膣の中に入れても入り口までしか入らないですよね?」


「…………そう言えば、そうかも」


「元々、マコちゃんのおちんぽは、女の子を妊娠させられるように出来ていないんですよ。これじゃあ中に入れても全然分からないと思います。

それにもし射精できたとしても、簡単に押し戻されて、外に出されちゃいますよね?」



真里が核心を突く言葉を吐く。


これまでも彼女は、

そういう考えが思い浮かばなかったわけではない。


現実に向き合うと悲しくなるので、見ないふりをしていたのだ。


だが今の真里は女の誠の方が好きになってしまっている。


これまでは男の誠に配慮して、

なるべくそういう意見を言わないようにしてきたのだが、

女の誠の方が好きになってしまった今となっては、

誠のおちんちんに配慮する必要は全然なかった。


なおも真里の猛攻は続く。



「それにマコちゃんの精子って全然白くないし、苦くもないんですよね。

ネットで調べましたが、本当はもっと白くてネバネバしてて、苦くて臭いらしいんですよ。

マコちゃんって、見た目や心だけじゃなくって、おちんぽ自体が既に女の子なんですよ。だから精子というより、女の子の愛液に近いんだと思います。もし運良く子宮まで入ったとしても、妊娠は難しいんじゃないですかね?」


「うん……そうかもね……」



しょんぼりと答える誠。

真里に次から次へと、自分のおちんぽが、いかに男性としての機能が備わっていないかを解説され、哀愁さえ漂わせているようであった。



「ですがっ! 」



真里は誠の頬に両手を軽く添えて言う。



「マコちゃんの身体が男であることに変わりはありません。

調べてみたのですが、体外受精って方法もあるそうなので、それを試してみませんか?」


「体外受精?」


「はい! 特殊な道具を使ってマコちゃんの精子を採取して、同じく摘出した私の卵子に入れて受精させるんです。

それを私の子宮に戻して妊娠させる方法らしいのですがどうでしょうか?」


「そういう方法もあるんだね……」


「これなら、マコちゃんの精子を無駄撃ちしなくて済みますし、精子を出す時は今みたいに、私のおちんぽを突っ込めば良いんです!」


「それなら出来そうだね。

でも真里さんは私のちんちん入れなくても本当に良いの?」


「んーー前は入れて欲しかったのですが、今はそれほどでもないですね。

レズビアンになったので、男の人のおちんちんはもう要りません♡

その代わり、マコちゃんのおまんこにはいっぱい入れされてもらいますよ♡」


「なんだか、男女逆になっちゃったね……」


「そうですね。だから、安心して……ちゅ♡

女の子になってくださいね♡」


「うん……私、真里さんのお嫁さんになるね♡」



そうして愛を誓いあった二人は、

今度は正常位の姿勢で行為に励んだのであった。


それから行為後のピロートークで、

誠の今後について話し合うことになり、

世間的には男で過ごした方が都合が良いということで、

行為時のみ女性として付き合うこととなった。



(ふぅーー今日も見応えのある変態っぷりだったなー

まぁ上手くエッチできるようになって良かった。

二人の子供も見てみたいけど、私はここから出られないから無理かなーー)



二人の幸せな姿に微笑む幽子。

嫉妬と同情を経たこの幽霊は、何度も二人の交わりを見ていくうちに親近感を覚えるようになっていた。


今では二人の幸せを望む幽霊へと変貌を遂げていた。

彼女を包む霊気も、初めの薄暗いものから、明るく光を帯びるものへと変化していた。


幽子は、二人の幸せな未来を信じて疑わなかった。

彼らが恐ろしい事件に巻き込まれていることも知らずに……。



※※※



「小早川様、誠と、忍の女について新たな情報が入りました!」



一人の黒服が、報告書を片手に社長室を訪れる。


小早川はネイルアートの途中で、爪に絵を描いて過ごしていた。

黒服の方を見もせずに返事をする。



「なにヨ? 騒がしいわネ。大した内容じゃなかったら、ケツの穴百突きの刑に処すわヨ?」


「ありがとうございます。

それは願ってもないことなのですが……実はですね……」



黒服は努めて冷静に仕入れた情報を伝えた。

それを聞き、小早川は笑みを浮かべる。



「へー良いことを知ったワ……まさかあの二人がネェ……」



小早川は彼らを更なる地獄に落とすべく、新たな策を思い付くのであった。

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