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霧の寝台

ガチ×ノンケ専門の官能小説 主なジャンル:GL BL NTR 催眠 調教 監禁 男の娘 女装

魅惑の寝取らせ Part3

 次の機会は以外に早急に訪れた。

僅か二週間後の出来事だった。

リコの思惑通りにたった二週間のうちに再び島田によってお呼びが掛かったが、そのほんの少しな間隙さえもリコにとっては生殺しの日々だった。

葵と島田はその間に何度もセックスをしていたが、勿論その間にレズ風俗嬢の彼女は幾人もの同性を相手にして、あるいは葵の場合と同じように堅い異性愛者の相手をする機会もあったがすべてがうわの空でこの機を今や遅しと待ちわびていた。

どうしても葵のことが気がかりだったのだ。風俗をやっているとよくわかる。

人の感情や感性なんていつどうやって変遷するか定かではなく場合によっては宵越しの情緒を持たない無情な人間なんてどこにでも居た。

特にその場限りの後腐れのない風俗なんかでは。

興奮による一時の気迷いを勘違いする客が多いがために、あれだけ素をさらけ出していた葵も自分のことを忘れかけてはいまいかとリコは気が気ではなかった。

急いていたリコにとっては二週間はあまりにも長すぎていたのだ。

「ああ……ええと。リコさん。こんばんは?」

 そんなリコの危惧は杞憂だった。

先日と変わらない声色で恐る恐るといったようにマンションの玄関口で頭を下げた葵は目こそ合わせてくれないものの既に警戒感はなく顔色も艶っぽい。

あれだけ盛大に犯したあとではいくらリコが奉仕して連続でイかせる気持ちよさを教え込んだところで羞恥心や反動から拒絶を示される場合だって多分に存在した。

穿った見方をするリコからすればスウェットトップスとショートパンツのひらひらとした葵の服装は随分と脱がせやすい格好だと邪推してしまう。

 前料金の徴収と少しの間島田と会話を挟みつつやっとリコは葵の座るベッドへと腰かける。俯き加減で少しだけぎごちない葵の緊張を解そうと適当に言葉をかけても生返事ばかりでろくな会話が成立しない。

なんだか果敢なのか臆病なのか掴めないなあと苦笑いを零しながらリコは思い切って葵を押し倒すと頬に掛かった髪を払って静かにキスをした。

あの日のキスは結構酷いものだった。

途中までは一方的だったしリコからすればお世辞にも彼女の舌使いは上手いとは言い難かった。優しく差し込んで徐々に唾液で湿らせた粘膜を探ると控えめながらも今度は葵も積極的にちゃんと舌を絡めて一応のキスの体にはなっていた。

拙い感じよりもあいさつ代わりにすらろくに接吻を許してくれなかった前回と比べて僅かな大胆さを体得している彼女にリコは思わず目を細めずにはいられなかった。

 そのまま流れで胸を触ってもやはり彼女は抵抗しない。

その妙な布越しの感覚におやと首を傾げたリコはそれに気が付いてにたにたと笑いながら一気にスウェットをまくり上げて白い肌を露わにした。

観念したように息を飲む葵を見てサディシズムが触発される。

「……下着つけてないってことはもしかして期待してたの、葵ちゃん?」

 めくった服の下には形の整った小ぶりな乳房と血の気の帯びたピンク色の乳輪が無造作に現れる。既に乳首は勃起していていかにも触ってほしそうに天を衝いている。

ちょっと歪だ、彼女は胸の割に乳首が大きくて童顔には似合わない哀れに充血したそれが一層淫らに見える。

焦らすように下乳のあたりを持ち上げるようにして揺らすだけで葵は顔を赤くして手で顔を覆ってしまう。

それでも胸を隠したり遠ざけるような真似をしないことからして見られることも触られることも承服済みなのだろう。

なによりも妄りに勃起した乳首によってそれは明らかだった。

「やっぱり私のほうが気持ちいんだよね? 触ってほしいの?」

「さわ……」

 一瞬頷きかけたように見えた葵は急いでかぶりを振って浮ついた言葉を打ち消す。

「そ、そうじゃなくて。これは晃に言われたから……だってリコさんは仕事だし。わ、私も早く済ませられるなら少し恥ずかしいくらいはどうでもいいし……」

「仕事? まあそうなんだけどさ。じゃあ葵ちゃんは結構割り切ってるんだ。だったら私は気持ちよくすることが仕事で、葵ちゃんは彼氏のオナニーが捗るようになるべく気持ちよくなることが今の仕事なんだよね?」

 改めて言葉にすると文言のひとつひとつが強烈だ。

本音と建前があやふやに区切られていた葵は躊躇いがちになって頷いた後で、リコの語勢の意図するところを察してスウェットを完全に脱ぐとショートパンツも脱いで完全な裸体になる。やはり彼女は下も穿いてはいなかった。

一方でそれを見て躊躇なく易々と裸になったリコに葵は目を白黒させながらなんでもない女性の身体の凹凸に釘付けになっていた。

 こんなのはこれまでの人生で幾度となく目にしてきた。旅行で温泉にでも行けば女湯でよく目に掛けるしプールや海でも女性用の更衣室では異性の視線がなければ盗み見ずとも誰も隠そうとさえしない。だからそれは別段珍しくもないはずだった。

きめが細やかで張りのある大きな胸、くびれのある腹部と肉感の適度でやや小ぶりなヒップラインなどに葵は目を奪われていて、それが異性愛者としては常軌を逸した反応であることを自覚するまでは初めてグロテスクな男根を眺めたときよりも随分見入ってしまっていた。

 あまりにも葵が従容になりすぎていてリコは少しだけ調子が狂っていた。

勿論それを望んでいたのは他でもないリコ自身だったが手を借りずに服を脱いでしまった時点で肩透かしを食らった気分になる。

もう少しゆっくりと、倫理観の凝っている葵を徐々に懐柔するほうがよりスリリングで望ましい。リコは座った状態の葵の後背に回ると僅かに質量のある彼女の胸を救いあげて左右に揺さぶった。

「……葵ちゃんさ、オナニーして見せてよ」

 予想通りだ。一拍あとで彼女の心臓が高鳴ったことが肌を介して伝わる。葵がうしろを振り返った途端にリコはぷっくりと膨らんだ乳首を転がして敏感な反応を悦に入って楽しんでいた。

「んぁ……ッ、なん、で……リコさ、ぁッ」

「だってもう葵ちゃんもう濡れてるよ。そんなに期待してたならどうして欲しかったのか一回私にも見せてよ」

「そんな、濡れてなんか――」

 すかさずリコは中指を割れ目に沿わせる。

ごくごく軽い力で膣を探ると熱されたように熱いひだからはとろとろとした愛液が十分に零れて来て陰唇を濡らした。

「そこ、はァ、ッ……ぉ、ひ、んぁ……うぁ、あ……」

「そんなに前のが気持ちよかったんだ。もうぐちょぐちょ。一回アクメ出来たらもっと気持ちよくしてあげるからさ」

 中指と人差し指で割れ目を開くと殆ど愛撫していないにも関わらず膣がぱくぱくと口を開けて粘度の高い糸を引いていた。

葵が徐に視線を上げるとその先に座っている島田の股間が怒張しているのが見えた。

そうすることを期待されているのだ。

黒々としていて充血しそそり立つアレよりもリコの細くて白い指のほうが感じてしまうなんて信じがたい気分になりながら、葵は島田に見えやすいように膝を立てながら指を秘所へと運んだ。

「……ん、っ……ぁ……ッ、ぁ」

 葵のうなじに軽く歯を立てて神経を逆なでするように首筋を舐めながらリコは彼女の胸をうしろから愛撫した。

ごくごく控えめな手つきだ。

積極的に快感のみを与えるのではなく乳輪をなぞったり胸を大きく揺さぶって揉んだりより敏感に感じてしまう乳首を避けて興奮を駆り立て、あえて自らの手によるオナニーだけで絶頂へ導く様に仕向ける。

そのせいで葵の所作と声は小さく曖昧だった。

葵自身は性交渉に気後れをしたことはなかったが他人の目の前で、それも彼氏と同性の同時にその様子をまじまじと見られるようなシチュエーションは今まで体感したことのない身を焦がすような恥じらいで肺を逼迫する。

そのためになるべく自慰の声を抑えようと息を止め、遠慮がちに陰核を擦るのみでやや静まったまま葵は縮こまっていた。

段々荒くなっていく息遣いに焦れてリコは両方の乳首を親指で強く擦り上げながらビクンと反応をする小さな胸を執拗に弄った。

「あ、それ、ッぇ……リコさん、も、優し……痛い、っん、ぁッ、それ無理、ぃ、ぁッ」

 勃起したそれを潰すように強く擦って少し強引にこりこりと愛撫すると面白いように彼女の身体が跳ね上がる。

葵には自分で慰めるときにリコがしたのと同じように強く乳首を弄る癖があった。

感じているわかりやすい仕草にリコも気が付いて容赦なく手の中で転がして意地悪く責めると声が高くなって僅かにクリトリスを擦る親指の動きが早まる。

抑えていた声が段々大きくなって愛液が幾筋も脚を伝っていた。

「ッひ、あ……ん、ぃ、く……ンぁ……」

「ほら。葵ちゃんがオナニーしてるの見て彼あんなに必死にチンポ扱いてるよ。だから葵ちゃんもクリばっかり弄ってないでちゃんと膣内で気持ちよくならないと」

 耳元でそう囁くと葵は流し目で睫毛を伏せながら物憂げに背後のリコを見つめた。

身長差から少し上目を遣うように見上げたその視線と紅潮した頬からしてもその態度は口ほどに物を言っていた。

「……キス、したい?」

 返事の代わりに葵は噛みつくようにリコにキスをねだって、同時に膣に指を挿入する。あの日リコにされたときのように自分でGスポットを探りながら指を動かすと分泌された体液は空気を噛んでぬちゃぬちゃと音を立てて泡立っていく。

キスをされ舌を擦りつけ合っているだけなのに葵はまるで犯されているかのようにどんどん指の動きを強めてひだを刺激した。

「葵ちゃんは彼氏が抜くために気持ちよくなってるんだよね? これが本当にその仕事なの? どう考えてもただ自分だけ気持ちよくなってるだけじゃない?」

「言わ……ん、ぁないで……ッ気持ちい、んぁ、ッ……ぐちゅぐちゅって、あ、も……ィく、ぅぁ……ッ」

 口では辛辣な言葉を並びたてておきながらリコの舌は優しく、ぬるぬると余すところなく葵の要求に応えてくれる。

どこかが触れているだけで、触られているだけで満たされるような安堵を葵は感じていた。まるでセックスをして繋がっているような感覚だ。

リコとの行為は男性と性器をこすり合わせるよりももっと明確で気持ちがよかった。

ただ同性とキスをしながらオナニーしているだけなのに、そんな病的な倒錯した感覚に陥りながらぐちょぐちょと音を大きく立て視姦されながらする自慰は視界が暗転するほどの快感でオーガズムをする以前に呼吸がおぼつかなくなる。

とにかく、リコにGスポットを散々開発されて何度も果てたときから下品に膣を擦るその快楽が脳裏から離れずに島田の目を盗んでは葵は度々オナニーに耽っていた。

それでも断然こっちのほうがいい。自らの手でシているのには差異がないのにリコに乳首を執拗に責められ唾液を交えながら複雑にキスをしてやるほうが断然緊迫感や身体の感度が違う。身体の芯のほうから熱くなってきて頭が白くぼやけてくる。

もう性欲のことしか考えられなくなっていた葵は一気に膣を擦って喘ぐと、次の瞬間には全身が総毛立つほど強烈な感覚によってぎゅうっと膣が縮まった。体中の筋肉が強張って奥歯を噛みしめる。そうやって葵が果てたのと同時に程なく島田もいきり立ったペニスの先から白くてドロっとした液体を飛ばして射精をすた。

生臭くて少し本能が疼く。それでも葵は以前ほどその匂いや色、もしくはカウパー液の染みた男性の性器に興奮しなくなってきていた。

別に割り切った関係として女性との行為が気持ちいだけで同性愛者になったわけではない。

葵はイったばかりの緩い脳ではそう否定したがりながら目の前でぐったりと萎えている彼氏のペニスよりも、むしろ柔らかく背筋にぶつかったリコの胸のほうに関心がいってしまっていた。

つかの間の浮遊感に四肢を投げ出そうとするとすぐにリコは唇で口を塞いで間髪入れずに指を挿入する。

「ぃ――ッ、ぐ……ぁ、あ、んひぁ……っ――ぅ、ぁ」

 錯乱したように目を見開きながら葵は全身を一直線にピンと伸ばして絶頂する。オーガズムの昂りが収まる前の敏感な身体のこと無視してリコは遠慮なくその身体を蹂躙していた。わけがわからずにただ与えられる感触に身体を筋張らせながらビクビクと連続でイキ続けるそれは殆ど拷問のようで葵は要領を得ない獣のような嬌声が発されていた。

あまりにも刺激が強烈過ぎて脳で処理しきれるキャパシティを超えていたのだ。

Gスポットをごりごりとアクメさせるためだけに力任せに執拗に擦りながら親指で性器としては一番感度の高いクリトリスを弾く様に直接嬲り、勃起して肥大した乳首の先をくりくりと転がしてキスをする。

女性だからこそ女性がどうされれば感じるかをリコは十分熟知していた。下からは愛液と潮が混じったものがどろどろと溢れ、叫ぶように喘いで開けっ放しの脱力しきった上の口からは唾液が垂れる。

苛烈に責め続けられ悲惨なほど連続でアクメしている葵のことを見て島田は心配するよりもつい先ほど射精したばかりで落ち着いたはずの男根を再び充血させギンギンに勃起させながら再び扱き始めていた。
 今度こそリコは徹底的だった。

ヘテロの葵が同性との性交渉に身体だけではなく精神から抗えないようにするためにもどこも敏感な部分ばかりをしつこく刺激してイキ狂わせる。

同時にそれはリコによる島田への当てつけでもあった。

かつてこの十分の一程度も葵のことを悦ばせたことがないであろう彼は本来的には彼氏として正しい異性のセックスを行うべきはずでありながら、今はリコの思うがままによがる彼女を遠巻きに見つめ腰をへこへこさせてただ肉棒を扱くだけだった。

あえてリコは力の抜けた葵をM字に開脚させ、綺麗なピンク色の膣を開き彼へと見せつけながらいやらしい音を立てて何度もピストンをした。

その頃には葵は半分昏倒していて反応すらも虚ろだ。ただ水気を帯びた肉感のある湿った音だけがぐちゅぐちゅと響いて自慰に動く彼の手を羨まし気に加速させる。

彼女にその自覚はなくとも完全に葵はリコの手中へと落ちていた。

これ以上ないくらいにイかされて子宮を宿した身体の生物的な使命や諸々を忘れて興奮すればただ刺激を求めるだけの淫乱な身体になっていた葵は、むしろレズビアンに目覚めたというよりも異性や同性の見境を失っただけに過ぎない。

気持ちよければそれが男根だろうが女性の指だろが、無機質なディルドだろうが関係なかった。

 葵は気が付くと犬のような格好でリコの秘部をクンニして舐めながら自慰をしていた。

二人ともが汗まみれで葵自身、自分が何度オーガズムを迎えたのかも覚えていない。

ただ全身が筋肉痛のように気だるげでひたすらに喉が渇いていた。

何度アクメしても愛液が零れてきて指が止まらない。

ちらりと視線を向けると島田は椅子に座りながら未だにこちらを見てオナニーを続けている。

その足元には水たまりのように何度射精したのかもわからないくらいおびただしく飛散したどろどろの精子がべったりとこびりついていた。

でもそんなことは葵にとっては既にどうでもよかった。リコのクリトリスを吸いながら彼女がイクのと同時に葵も絶頂に達して二人はそろって果てていた。

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