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霧の寝台

ガチ×ノンケ専門の官能小説 主なジャンル:GL BL NTR 催眠 調教 監禁 男の娘 女装

Part.68 【 断罪 】




「んん♡ ぅんっ♡ ん……♡ うぅん♡」


恋人が前後の穴を犯され、喘ぐ姿をじっと見つめる真里。

距離にして約50cm。
まさに彼女の目と鼻の先で誠は犯されていた。

彼女は目を背けることも、身体を慰めることもできず、男同士の淫行を、ただ見つめているしかなかった。

そんな彼女の姿を、横目で観察する小早川。
彼は誠の口に肉棒を差し込みながら、勝ち誇った顔をしていた。


(ふふふ、なかなかの表情ネ。
これでバカみたいに自慰してくれていたら、もっと良かったんだけど。
まぁ、これからもっと歪んだ顔になるでしょうから、別にいいけどネ)

彼はこれまでも女の目の前で男を寝取り続けてきた。快楽漬けにした男にホモを認めさせ、女に別れを言い出させる。

それが彼にとって最高のエクスタシーを迎えられる瞬間であった。


(別れを言い出された時の女の顔。
蒼ざめた顔で涙を流しながらも、自慰でイキ続ける様は、あまりにも滑稽で無様。

付き合っているカップルが相思相愛であるほど、より深いエクスタシーがアタシを満たしてくれるワ。

この真里って女、彼氏のことを世界で一番愛してるって言ってたわネ。
そんな女から彼氏を奪ってやったら、どれほど気持ちイイかしら?
ふふふ、考えただけでイっちゃいそうだワ……)


小早川にとって、寝取られ女の悲しみや絶望は、
ノンケ男を食す味わいを深めるソースの役割を果たしていた。


(あぁんっ! もうやめてぇえ!
これ以上、私の腐女子心を刺激しないでぇぇええ!!)


声にならない悲鳴をあげる真里。
誠に近づいたことにより、彼女の心は常に半イキ状態であった。

それでも彼女は必死に堪える。
口からはだらしなく涎(よだれ)を、膣からはトロトロと液を流しながらも、自身を蝕む腐女子の本能に全力で抗(あらが)っていた。

しかし無理を続ければ、どこかで限界がきてしまうものである。


(うぅ……な、何? こ……腰が勝手に!?)


真里の腰がカクカクと揺れ始める。
彼女の意思とは無関係に、身体が快楽を求め始めてしまったのだ。


(うそっ! そんな、ダメっ! 止まって……止まってぇ!)


「はぁあんっ!♡」


お尻が床に擦れ、僅かな刺激が下半身に走る。
それだけで真里は艶めかしい声を上げてしまった。

その彼女の変化を、小早川は決して見逃さない。


「あなた、何をしているのかしら? そんなに腰を振っちゃって。
もしかして、アタシ達のエッチを見て興奮してるんじゃないでしょうネ?」

「!!」


彼の言葉に真里は青褪める。
しかしそれでも腰の動きを止めることができなかった。


(くくく……ずいぶん耐えたようだけど、そろそろ限界のようネ。さぁーて、苛めてやろうかしら)


小早川の口元が歪む。
先ほどまで真里にオナニーを勧めていたことなど、
まるで覚えていないといった様子で、侮蔑を込めて言い放った。


「なんて淫乱な女なのかしら?
彼氏が犯されてるのに、興奮して床オナを始めちゃうだなんて」

「してないっ……私、興奮なんてしてませんっ!!」

「ふん! 今のアンタを見て、誰が信じるって言うのヨ? 
もうみんな分かっているわヨ。アンタが彼氏を犯されて喜ぶ変態女だってネ! 
誠くんも可哀そうねーこんな変態に騙されて付き合っちゃうなんて」


侮辱を受け、顔を震わせ涙目になる真里。
彼女は反論することができなかった。


「誠ちゃん、もーいいわヨ。
気持ちよくしてくれて、ありがとネ。サメちゃんも一旦休憩してネ」

「おうよ」


話しを聞き、腰の動きを止める鮫島。
彼は男性器を誠の尻に突っ込んだまま、黒服に指で合図を送り、タバコを口に持ってくるように命じた。

小早川は誠の口から肉棒を引き抜くと、
その場にしゃがみ、唇を彼の耳元に添え、真里に聞こえないくらい小さな声で囁いた。


「純白の姫君」


そして催眠のキーワードを言う。
彼は最後の仕上げに、もう一つ暗示を加えるつもりでいた。


「あなたは、なんでも正直に話してしまう……決して嘘は付けないワ。
例え誰が傍にいようとも、遠慮なく本当のことを言ってしまうの」


小早川は先を見越して、誠に無言を貫くことを禁止した。

これから誠には、いくつかの質問に答えてもらう。
内容は男同士の性行為を体験して、どう感じたかというものだ。

おそらく誠は真里を傷つけまいと曖昧な返事をするだろう。

だがそうはさせない。
男同士の快感にどっぷりハマったことを、彼女の前で告白させるのだ。

小早川はこれまでの経験で、既に誠が同性との行為を受け入れていると確信していた。
本当のことしか言えないのであれば、確実に彼はそう答えるであろう。

ここで真里にショックを与えるために、
辛辣な言葉を彼に言わせることもできるのだが、敢えてそれはしない。

あくまでも大事なのはリアリティ。
催眠で本人が思ってもいないことを言わせても面白くない。

小早川は本当の意味で、男を女から寝取らないと気が済まなかったのだ。


(あの人、何してるの?)

小早川の不審な行動を真里は探るような目で見つめていた。

彼女はまだ小早川が催眠術を使えることを知らない。それを見て、まさか催眠を掛けているなどとは考えもしないであろう。


「今、アタシが言った言葉はあなたの記憶から消える。でもあなたは必ずそうしてしまうの……いいわネ?」


小早川は慣れた調子で、誠に深化と忘却催眠を行うと、目を覚ますよう言った。
そして立ち上がり真里の方を向く。


「あなたの彼氏のお口、気持ち良かったわー♡
あなたは女だから一生味わえない快感でしょうけどネ」

「……一体、いつまでこんなことを続けるつもりですか?」

「終電までって誠ちゃんと約束してるから、あと1時間くらいかしら?
そしたら解放してあげる。アタシは男の子との約束はきちんと守る女だから間違いないワ」


真里は彼のその潔さがよく分からなかった。
もし本当に解放されたなら、自分はすぐに警察に駆け込むだろう。

なのになぜこの男達は、こんなにも平然としていられるのだろう?
まさか自分達がこのことを警察に黙っているとでも思っているのだろうか?

もしかしたら解放するというのは、
『ここから』という意味ではなく、
『この世から』という意味なのではと、彼女は心配していた。

そんな不安に駆られながらも誠の様子を見る。

彼は未だ蕩けた顔で、お尻に埋まった男根の感触に悶えていた。
嬌声の混じった息を吐き、すっかり男性とのセックスにハマったメスの表情をしていた。

そんな彼の姿を見て、こんないつ死ぬか分からない状況にも関わらず、真里の女芯は疼いてしまっていた。

どうせ死ぬならいっそのこと、ここで思いっきりオナニーしてしまうのも……
と思い浮かぶも、誠への想いから断固拒否する。

逆に死ぬまで誠に対して誠実であろうと固く決心した。



「ふぅ~~突っ込みながらのタバコはやっぱりうめぇな。んじゃ、そろそろ終わりにすっか」

「こっちも準備万端ヨ。最後の仕上げ、よろしく頼むわヨ」

「おう」


鮫島が一服を終え、調教を開始する小早川。
彼はさっそく真里の心を貶めようと誠に質問を開始した。


「誠ちゃん、男同士のエッチ気持ち良かったかしら?」

「はい……すごく気持ち……良かったです」


とても幸せそうな表情で答える誠。
真里が隣にいることなど、まるで気にしていない様子だ。

真里はその顔を見て、胸をキュンとさせてしまった。


(あぁあああ! 私のバカーーーーー!!!! 
こんな時でも興奮するなんて何考えてるのよおぉおおおお!!)


真里は自分が情けなくて情けなくて仕方がなかった。長年すくすくと、彼女の中で元気に育ってきた腐女子の心。
それが否(いや)が応(おう)にも彼女に快感を与えてくる。

彼女はあまりの不甲斐なさに、悔し涙を浮かべていた。


「ふふふ……彼、とっても気持ち良かったって♡
もうあなたとするより、男同士の方が良いって思ってるんじゃない?」

「そっ……そんな……ふぅあっ! あっ! 
そんなこと……誠くんが考えるわけ、んっないっ!」

「あらそう? じゃあ本人に聞いてみましょ♡」


小早川はニコニコとしていて実に楽しそうだ。
こうして女に屈服感を与える時間が、彼は大好きだった。


「誠ちゃ~ん、正直に答えてネ♡
誠ちゃんは、逞しい男の人と、隣にいるその女、どっちとエッチしたいと思う?
もし彼女を選ぶなら、終電までの間、彼女とさせてあげても良いわヨ♡」

「!!」


小早川の発言に再び驚く真里。
彼は誠が自分を選ぶのなら、これから二人でエッチしても良いというのだ。

もちろん誠は自分のことを選ぶに決まっている。
なのに、なぜこのオカマはわざわざそんな選択肢を彼に与えたのだろう?

オカマの意図はよく分からない。
しかし好都合だ。

こんな男達の目の前で、誠と初めてを経験するのは嫌だったが、
彼がレイプされるよりはずっとマシだと思った。

いや、思っていた。

急に彼女の中で、この男同士の淫靡な光景を見られなくなることを残念に思う気持ちが広がった。


(なに、考えてるの……誠くんが助かるのに、今のままの方が良いっていうの?
そんなわけない……そんなこと、あるわけない)


真里はなぜだか分からなかったが、誠と直接エッチするよりも誠が男性としている姿をもっと見ていたいと思った。
いくら腐女子とはいえ、こんな状況でそこまでのことを望むであろうか?
真里は己のあまりの腐り具合に呆然(ぼうぜん)としていた。



小早川の質問を受けて、真里の方を向く誠。

妖艶(ようえん)な和風美女が全裸で座り、彼のことを見ている。
ほんのりと赤く火照った身体。
乳首は全開まで勃起し、下半身は恥ずかしい液でびしょびしょの状態だった。

ノーマルな男子あれば、迷うことなく真里を選ぶであろう。
しかし、今の誠は彼女の身体に性的な魅力を感じることはできなかった。


「男の人の方がいい……」

「えっ……」


信じられない言葉にショックを受ける真里。
まさか誠が自分のことを選んでくれないとは……
彼女は目頭が熱くなるのを感じていた。

「ふふふ……彼女、あなたの恋人でしょ? 
それでもあの娘とするより男の人の方が良いんだ?」

「うん……」


女として性交に及んでしまったせいか、誠の声は半年前の状態に戻ってしまっていた。
真里は、誠が完全に女性に戻り、自らの意思で男性との性行為を受け入れてしまったことを理解した。

そしてその瞬間、彼女の身体に大きな衝撃が走る。

胸がドクドクと振動を始め、
同時に名状しがたい興奮が内側から湧いてきた。

そう……この時、真里は目覚めてしまったのだ。
恋人が他人に寝取られることで興奮する寝取られ属性に……。


「ねぇ聞いた? 彼、あなたとするより男の人とする方が良いんだって?」

「ふあっ……♡ ふあっ……♡ ふあっ……♡」


小早川の言葉は真里の寝取られ属性を鋭く突いていた。彼女は悲しみと倒錯的な快感で、男の鬱勃起のような状態に陥っていた。

テンションが上がってきた小早川はさらに質問を続ける。


「ねぇ、誠ちゃん、知ってる? 
男の人同士でエッチする人のことをホモって言うのヨ?」

「うん……知ってる」

「じゃあ、誠ちゃんはどっちかしら?
女の子のおまんこに、おちんちん突っ込むのが好きなノーマルな男の子?
それとも、おちんぽお尻に突っ込んでもらうのが好きなホモの男の子?」

「ほ……ホモ……」


消え入るような声で、伏し目がちに答える誠。
真里の前で、こんな言葉を吐いてしまうことに後ろめたい気持ちがあるのだろう。
だが暗示の効果により、彼は素直に答えざるを得なかった。


「よく聞こえなかったわネ。
もっとハッキリと答えてちょうだい。
誠ちゃんは、女の子の裸が好きな男の子なの?
それとも、男の人のおちんぽを舐めたり、突っ込んでもらったり、おちんぽ同士を擦り合ったりするのが好きなホモなの?」

「わ、わたしは……ホモなのぉ」


先ほどよりもはっきりとした声で認めた。
彼は身体をモジモジとさせ、頬を染めて恥ずかしそうにしている。


「そう……誠ちゃんはホモ……
女の子の柔らかいおっぱいよりも、男の人の硬い胸板が好き。
女の子に挿れるよりも、男の人に挿れてもらう方が好きな男の娘なのヨ」

「はい……♡」


ついに自らをホモと認めてしまった誠。
プロのノンケキラーが与えた刺激は、誠をノーマルな男の子から、男好きの男の娘へと変えてしまったのだ。


「ふぁっ!♡ はぁっ!♡ あぁっ!♡」


生の誠が発したホモ宣言。
そのあまりの官能的な刺激に、真里は再び潮を吹いてしまっていた。


「うふふふ……変態ネェ。
誠ちゃん、どうして彼女が腰を振ってるのか分かるかしら?」


誠は再び真里を見つめた。

先ほどまでは犯されていたため、気づかなかったが、考えてみれば、どうして彼女はこんなにも股間を濡らしているのだろう。

快感を感じているかのようなあられのない声も、
ただ座っているだけの真里から発せられるには、あまりに不自然だった。

まるで意味が分からないといった様子の誠に、
小早川はすっと立ち上がり、真里を見下しながら説明を始めた。


「想像もつかないようネ。じゃあ教えてあげる♡
彼女はネ、誠ちゃんが男に犯されるのを見て興奮していたのヨ!」

「!!」

「不謹慎よネ? 誠ちゃんがせっかく彼女の代わりに犯されてあげてるのに、それを見て興奮しておまんこトロトロにしちゃうなんて、ふざけるのもいい加減にしろって感じよネ!」


ついに決定的な言葉を告げられ、嘆息をつく真里。

自分でも誤魔化しきれないのはわかっていた。
誠にこんな姿を見られ、しかも興奮している理由もバラされ、彼女は絶望しガクガクと身体を震わせていた。


「んっ……うぐっ……ごめんなさい……」


真里は罪悪感に耐えきれず謝罪した。
拉致状態であったものの、それで彼氏が犯されて興奮するのは別問題。

小早川に催眠を掛けられ、腐女子の感覚を高められていることを知らない真里は、心の底から反省していた。


「もうこんな変態女には愛想尽きたでしょ?
ここでコイツとは綺麗さっぱり別れちゃいましょ。
これ以上付き合ったって、あなたが男に犯される姿を想像してオナられるのがオチヨ!」


これも図星だ。
真里は常日頃から、誠が男に犯される姿を想像してオナニーしていた。
誠と付き合い始めたからといって、その癖を止めるどころか、
逆にエスカレートしてしまう可能性の方が高かった。


「誠くん……ごめんなさい。
わたし、なんて馬鹿なことを……こんな変態で、ごめんなさい。
ひっぐ……ひっぐ……ずっと……ずっと黙ってて……ごめんなさい」


今回の件は常日頃からBL妄想をしてきた自分への罰だと真里は思った。

いつも不謹慎なことを考えているから、
いざという時に自分自身をコントロールできなくなってしまうのだ。

自分は誠の恋人には相応しくない。
こんな変態女はどこかに消えてしまえば良い。

真里は自分のことを責め続けた。


そんな彼女の様子を見て、小早川は確信した。

もう誠は自分の物。
今の謝罪で真里が変態女だということは十分理解できたはずだ。
こんな不謹慎なことをされ、誠も心底愛想が尽きたことだろう。


「ひっぐ……ごっほごっほ!
ごめ……ごべんなさい、誠くん……ううぅぅっ……ううぅぅ……」


誠は、ひたすら泣きじゃくる真里を悲しい眼差しで見つめていた。

これが最後。
小早川は誠の目線に顔を降ろすと、優しく語りかけた。


「ここで彼女とは終わりにしましょ? 
付き合うなら男同士が一番ヨ♡
これからは女なんか相手にしないで、いっぱい男の人と愛し合いましょ♡
アタシも全力であなたをサポートしてあげるから♡
あなたが望むなら、全ての男性に愛してもらえるニューハーフにしてあげるワ♡
さぁ、誠ちゃん……彼女にお別れの挨拶をして……」


誠は真里の方へ目線を移す。

彼女は誠に顔向けできないのか、額を地面に付けて泣いていた。
そこには普段の元気で愛らしい彼女の面影はなかった。


(ふぅーいつ見ても、この光景は良いものネ。
あとは別れを告げた誠ちゃんを、この女の前で思いっきり犯してやる。

今度は自慰を我慢できないように、
無理やり手を掴んでおまんこを擦らせてからネ。 

最初にそうしてやれば、
あとは自分の意思で擦り続けるようになるでしょ。

その時の彼女の顔を見るのが楽しみ~♡
どんな絶望的で情けない顔で自慰に耽るんでしょうネ♡)


小早川は再び性器を勃起させていた。
先ほど誠を犯していた時と比べても、そのサイズは遥かに大きい。

彼は誠を犯しながら、
真里にどんな罵詈雑言を吐いてやろうかと考えていた。
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