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霧の寝台

ガチ×ノンケ専門の官能小説 主なジャンル:GL BL NTR 催眠 調教 監禁 男の娘 女装

Part.67 【 BL調教 】



全裸で対面する二人の男性。

一方は色白で女性と見間違うほど美しい顔立ちをした男の子。
もう一方は色黒で野性味と逞しさに溢れた強面の男だ。

見つめ合う二人。

腐女子の真里は、その光景を見て沸き起こる興奮と劣情に身悶えしていた。

少しでも気を抜けば、彼女のしなやかな指は、
快楽の園を欲望の赴くまま、掻きまわしてしまうだろう。

これまで築き上げてきた誠との関係を代償に得られる快楽は、まさに口にしてはならない禁断の果実であった。


仁王立ちになり、男性ホルモンの塊のようなそれを反り立たせる鮫島。
実に逞しい、見る者を支配してしまうような完璧な形状と貫禄だ。

誠はそれを見て、前立腺が締め付けられるような感じがしていた。

(お尻が何だかスースーする。しかもピクピクうねって……。まさか、僕の身体がこれを……望んでる?)

受入れ準備が完了した後ろの穴に、この脈打つ肉棒を当てられたら、彼はどうなってしまうのだろうか? 

熱い接吻を受け、彼の両乳首はピンと張り、
ペニクリの先からはポタポタと透明な液を落としていた。

そしてこの全身の震え。怖くて震えているのではない。これから受ける快楽を期待して高揚しているのだ。

小早川の催眠により、誠の身体は以前とは比べ物にならないほど、強い性欲を男性に向けるようになっていた。

それは誠の初体験が、彼をホモに変えるために為されてしまったのと、
女性への性的欲求が、完全に消されてしまったことが原因だった。

彼は逞しく反り立つ男性器を見て、
思わず唾を飲み込み、渇望する眼差しを向けていた。

「おい、誠」

誠はビクっと反応する。
鮫島は自らの剛直を、誠の顔に近づけると言った。

「よく見ろ、これが本物の男性器だ。
お前の股間にぶら下がったニセモノとは違う。
貫かれる者を心の底から屈服させる支配者のチンポだ」

支配者のチンポ、まさにその通りだ。

誠はそれを見ているだけで心が奪われそうになってしまった。

支配されたい……
この剛直で貫かれて心の底から支配されたい……

だが彼は、沸き起こる気持ちを必死に否定する。

もしそれに支配され、自ら求めるようになってしまったら……
きっと真里を失望させてしまうだろう。

彼女に嫌われたくはない。
誠はなるべく心を無にして鮫島に接しようとした。
しかし鮫島はそれすらも許さない台詞を言う。

「誠、俺のチンポにキスをしろ。恋人同士でするように心を込めてな。もし心がこもってないと判断したら、その時はいいな?」

「……」

(恋人同士がするようにキス。そんなことできるわけない! ただでさえ嫌なのに、ましてや心を込めてだなんて……)

鮫島は「二度目はない」と言った。
心がこもっていないと判断すれば、黒服に真里を襲わせるだろう。

その時誠は、真里とキスをした時のことを思い出した。あの時の気持ちを思い出してすれば出来るかもしれない。

彼女との大切な思い出をそんなことに使うのには抵抗があったが、そうしなければ、真里が危険に晒されてしまう。

誠は意を決して、鮫島のペニスに唇を近づけた。
そして真里を抱きしめるように両手で優しくそれを包むと、心を込めてキスをした。

ちゅ……ちゅぷ……ちゅぷ……んっ……ちゅぅ……

小早川も鮫島もその光景を見てニタニタと笑っている。
健気な少女のように、一生懸命奉仕する誠の姿は、彼らの気持ちを満足させていた。



(あぁ、誠くぅん……はぁんっ、だめっ……あ……あ……あ……そんな男の人のおちんちんを……熱っぽく……愛おしそうに……ふ、ふぅぅんっ♡
恋人のを舐めるように……ふっふっふぁああ!)

小早川の催眠により、
普段よりも男同士に感じてしまう真里は、最愛の人を男性に奪われ、倒錯的快感を感じていた。

(あっ! だめ、誠くぅん! そっちに目覚めちゃ……だめぇぇ!!
あぁ、でもすごい……あぁ……ホモの誠くん♡
ホモォォォォォォォォ!!!
はッ!? ダメっ! そんなこと考えちゃダメっ!)

必死に理性を繋ぎ止める。
これがただの妄想であれば、どんなに良かったことか。彼女は理性と妄想の狭間で苦しんでいた。

「アラアラ、あなたの彼氏。
あんなに夢中になって、男の人のおちんちん舐めちゃって……すごい刺激的ネ。あなたもそう思わない?」

苦しそうにする真里を見て、揶揄(からか)う小早川。

「ハァハァ、あれは……あなた達に無理やりやらされているだけです!
もうこれ以上、彼にひどいことしないでっ!」

「あらそう? でも、もしあなたの彼がホモに目覚めて、いつも男の人を相手にするようになったら、どうかしら? とっても官能的じゃない?」

「そんなこと……おも、思いませんっ!」

「女には目もくれず、ひたすら前後の穴を男性に捧げ、恥ずかしい液をぴちゃぴちゃと辺りにまき散らす彼……
想像してご覧なさい……すごく厭らしくて興奮するでしょ?」

小早川の言うイメージが、いとも簡単に頭の中に入ってくる。
男同士の性交に溺れ、愉悦(ゆえつ)を浮かべる誠の姿。
それを想像するだけで全身を愛撫されているような感覚が真里に走った。

「んんッ! はぁはぁ、そんな、んんッ!
そんなの、ハァハァ……気持ち悪い、だけです。
はぁはぁ、そんなので……はぁはぁ♡
興奮なんか……ハァハァ……しませっンンッ! ふぅうんっ!♡」

「ふふふ……遠慮しなくてもいいのヨ♡
本当はあの光景を見ながらオナニーしたいんでしょ?
大丈夫♡ 彼は今おちんぽに夢中で、あなたのことは見ていないワ。
こっそりとしちゃいましょうヨ♡ とっても気持ちいいわヨ~♡」

「しない……うぅっ、ぐぅ……そんなこと……絶対しないっ!!」

もはや誰の目から見ても、真里が興奮しているのは明らかであった。

目は男同士への欲望に染まり、全身を小刻みに震えわせ、割れ目からは恥ずかしい液体を垂らし水たまりを作っている。

そんな状態にも関わらず、真里は頑なに自慰を始めなかった。

(この子は、素直で催眠効きやすいんだけど、かなり強情ネ。
今までの女だったら、もうマンズリ始めてイキまくってる頃ヨ。
彼氏に向かって、もっとしゃぶってとか、もっと感じてってお願いする女もいるくらいなのに、どうしてこの子はこんなに耐えられるのかしら? 不思議ネー)

小早川の催眠下にあっても、真里が己を保っていられる理由。
それは彼女の中にBLへの強い耐性が備わっているからだった。

ノーマルな女性であれば、初めて見る男同士の行為に度肝を抜かれ、抵抗する間もなく、新しい性癖に目覚めさせられてしまっていただろうが、

元から腐女子の真里は、純腐女子だけが持つ、
BLへの自制心が日々の生活の中で培われてきていたのだ。



オナニーをするしないの問答が、小早川と真里の間で繰り広げられる中、
鮫島は次の行為に移ろうとしていた。

「よし、もういいぞ」

鮫島の言葉を受けて、ようやくフェラから解放される誠。

本来であれば、嬉しい瞬間のはずであるが、
彼はなぜか名残惜しそうに口を離していた。

もちろん彼が意識してそうしたのではない。
小早川に植え付けられたホモの本能がそうさせたのだ。

そんな誠に、鮫島は言う。

「四つん這いになって、尻をこっちに向けろ」

誠はギっと歯を食いしばった。
催眠の記憶がない彼にとっては、これが初体験。

初めての相手は好きな人と……。

昔から純な性格の誠にとって、
初めてがレイプによって、しかも彼女の前で奪われてしまうのは、耐えがたいことであった。
だが、真里が同じ目に遭うのは、それ以上に耐えられない。

苦渋の表情を浮かべ、四つん這いになる誠のアナルに、黒服達はローションを塗り込み始める。男の指が触れる度、そこはピクピクと震えていた。

そして彼らは、鮫島の肉棒にもそれを塗り込むと元の位置へと戻っていった。



鮫島の前に差し出された誠のお尻。

白く透き通り、シミ一つないそれは、ペニスさえ付いていなければ女と見間違えるほど綺麗な代物であった。

だが鮫島はすぐには挿入を始めなかった。

「誠、おねだりしろ。自分でケツの穴を開いて、ちんぽを入れてくださいと言え。できるだけ可愛いらしくお願いしろよ」

「……」

ただでさえ屈辱的なこの場面で、そんな卑猥な台詞を言わせるとは……。
誠は心を締め付けられるような思いだった。

だが、再び真里のことを考える。

自分はどんなに汚れたっていい、彼女だけは綺麗なまま帰してあげたい。
誠は心を切り替えると、お尻の穴が鮫島に見えるよう、両手を当て両側に開いてみせた。

「ちんぽを……入れて……ください……」

目を閉じて屈辱的な言葉を口にする。
だが、鮫島は、

「よく聞こえなかったようだな。俺は可愛いらしくお願いしろと言ったんだ。どうやら、あの女のことは」

「鮫島さん、お願いです♡ 僕のお尻におちんぽ入れてください!♡」

「………」

鮫島が真里のことを言い出す前に台詞を言い直す。そのまま鮫島に続けさせたら、真里に危険が及んでしまう。誠は必死だった。

しばらく沈黙を続ける鮫島。

「ふん、まぁいいだろう。
だが俺は中途半端なオカマには興味はねぇ。
やるんだったら、心の底から女になっておねだりしてみろ」

誠は覚悟を決めた。
半年前までは、ずっと女性として過ごしてきたのだ。女の話し方には慣れている。誠は息を吐くと再び鮫島に懇願した。

「鮫島さんの、おちんちん……私のお尻おまんこに入れてください♡ あなたのおちんぽが入ってないと寂しいの……だから……おねがい♡」

「ぷっ……くっくっく……はーはっはっはっは!!」

鮫島が笑い出す。それに合わせ黒服達も笑い始めた。その笑い声がチクチクと誠の心に突き刺さる。

「ブラボー!! 初めてにしては、なかなかやるじゃなーい? 
あなた、本当にニューハーフの才能あるわネ。
そこまで男を捨てて女のマネできる男は、ほとんどいないワ。
大抵はオカマっぽい話し方になるんだけど、あなたの話し方・アクセントは本物の女性と変わりないワ!」

それもそのはず、誠は恭子から女性の話し方を教わっていたのだから。



男を捨て、女として鮫島に接する誠を見て、
真里の方も大変な状態になっていた。

泥酔したような赤い顔、目はしっかりと開かれ誠の姿を凝視している。

どこにも行き場のない欲情のオーラ。
それが真里という器に収まり切れずに破裂しようとしていた。

(アアアアアアッ!! カワイイ、カワイイ!!
誠くん、可愛いよぉぉおお!!!
ハァー! ハァー! ハァー! ハァー!
あぁん! もぅ誠くんのお尻にペニバン突っ込んで、アンアン喘がしたい!!!
もっと潤んだ瞳で、おねだりさせたいぃっっ!!)

真里は小早川により、
『彼氏とエッチするより、彼氏が男の人とエッチしてる姿を見る方が好き』と、暗示を掛けられている。

しかし、幅広い性癖を持つ真里には、
ギャップ萌えと、百合というジャンルもあった。

誠が男に戻る前、一年以上も女の誠と接してきた真里は、かつて清楚だったマコトが娼婦のようにおねだりする姿を見て、ギャップ萌えと百合的感情を併発してしまっていたのだ。

今の真里にとって、誠は彼氏であり彼女。

男同士の性交に興奮する気持ちと、
淫らな女に変貌したマコちゃんを自ら喘がしたい気持ちが交錯し、真里の欲情は爆発寸前であった。

「もっとだ、もっとおねだりしろ、でないと入れてやんねーぞ?」

「いやっ!もぉ、いじわるしないでぇ♡
私のお尻おまんこ、鮫島さんのおちんぽ欲しくてうずうずしちゃってるの♡
お尻に入れてくれないと、マコト、寂しくて死んじゃう♡」

初めは演技掛かっていた話し方も、徐々に板につき、誠自身もまるでそれが本心であるかのように錯覚しようとしていた。

「じゃあ、そろそろ入れてやるか。
マコトちゃんがちんぽ欲しくて仕方ないみたいだからな」

「ほんとぉ? 嬉しい♡ 早く入れてぇ♡」

やれやれといった態度で、誠の尻に両手を添える鮫島。そんな彼に誠は自然と笑顔を作ってしまっていた。

ずずっ……ずずずっ…………

「んふっ…………あぁんっ!♡」

鮫島の剛直が菊門を通過する。
アナルのヒダに男の象徴が擦れるのが気持ち良くて誠は嬌声を上げた。

ずぶっ……ずぶっ……

「ひゃん♡ あっ、ああああぁぁ!!」

鮫島の熱い肉棒の先端が、誠の前立腺に触れ、じっくりと押し潰すかのようにそれを突いた。

既にオカマと化していた誠の前立腺は、男同士の初めての触れ合いに激しく喜んでいた。

きゅん♡ きゅん♡ きゅんきゅん♡

そんな前立腺の動きに呼応するように、
誠のケツヒダはうねうねと動き、鮫島の肉棒に吸い付いていった。

「くくく……ずいぶん淫乱なケツだな。
お前がさっきフェラしてた時よりも、激しく吸い付いてくるぜ」

前立腺だけではない、誠の身体は既に、お尻も乳首も全身ホモと化していた。
女性の肌よりも、男性同士の肌の触れ合いで快感を得るホモ。

恭子の催眠術により始まった誠のホモ化は、
小早川と鮫島の調教により完結を迎えようとしていた。



(んふぅぅぅぅ!!!
あああああ!! マコちゃーーん!! 
ホモになっちゃ、だめぇえええ!!
そんな女の子みたいに、可愛い喘ぎ声出して、男の人を誘惑して……
おちんちん、お尻で美味しそうに飲み込んで、ちゅぱちゅぱ音を立てて、お尻フェラするなんて……
私も……もぉ我慢、できないぃぃいいい!!)

ぷしゅっ……ぷしゅっ……

真里の秘貝からは、透明な液体が勢いよく噴き出しては止まってを繰り返していた。

「ふぅ……見てたら、なんだかアタシも催してきちゃったワ。あなたの彼のお口、借りるわネ」

「えっ!?」

小早川は立ち上がりピストン運動を繰り返す二人の方へと移動すると、ショーツを脱ぎ、硬く勃起した男性器を取り出した。

「あ……あなた……男だったの!?」

「誰も女だなんて言ってないわヨ?」

「くっ……それに、あなた誠くんには手を出さないって言ったじゃない!!」

「あーら? 黒服には手を出させないって約束したけど、アタシが手を出さないなんて………ひとっ言も言ってないわヨ? ぷっふふふふふ!!」

「くぅっ!!」

「だけど、あなたが抵抗する気なら、今度こそ黒服を仕向けるワ。それでも良ければ立ち上がりなさい」

「鬼っ、悪魔!!」

真里は涙を浮かべて抗議した。
ただでさえ、鮫島の肉棒でホモに目覚めかけている誠が、口からも挿入されてしまったら、完全に目覚めてしまうではないか。

それはそれで嬉しい気もしたが、現実と妄想は別だ。真里は自分から誠が離れていってしまうのが、怖くてたまらなかった。

「そろそろ、黙りなさい。でないとわかるわネ?」

小早川はそう言い真里を脅すと、誠の唇に自らの肉棒を宛がった。
そして口を開くよう命じ、そのまま突っ込んだ。

真里は黙ってその様子を見ているしかなかった。
いくら力任せに妨害しようとも、女の自分では容易く防がれてしまう。
それにそんなことをすれば、状況は悪化するばかりだ。

「あなた、お口も名器なのネーとぉっても気持ちいいワー」

「んふー♡♡ んふっんふっ♡ んんんっ!!」

これまで何人ものノンケを葬り去ってきたノンケキラーのエキスパート。
その二人が、自らが持つホモの技術を駆使して誠に快感を与えているのだ。

腸内に感じる男の肉棒の感触。
口内に感じる男の肉棒の匂い、味。

すっかりホモ漬けにされてしまった誠の心は、恭子の創り出した仮初のホモの世界ではなく、匂いと味と熱を伴う本物のホモの世界へと足を踏み入れていた。

(はぁ♡はぁ♡はぁ♡
おちんちんが……こんなに気持ちいいなんて……
オナニーなんかと全然違う、
熱くて……逞しくて……全身が満たされるみたい♡
男の人とエッチするのがこんなに良いなんて知らなかった♡)

そんな誠の感情を読み取った小早川は最後の締めを行う。

「真里ちゃん、あなたもっとこっちに来なさい」

「!?」

急に小早川に呼びかけられ、真里は身構えた。

小早川が指し示す位置はちょうど誠の真横。
誠の身体に触れられるくらいの位置だ。

ここから誠を眺めているだけでも危険な状態なのに、間近で見てしまってはもう耐えられそうになかった。

だが命令を無視するわけにはいかない。
真里は荒い息を吐きながらも、快楽で震える足を三人の方へと進めた。

その最中にも真里の膣口からは止めどなく愛液が滴り落ちる。
彼女の歩いた場所には、愛液の跡がくっきりと続いていた。
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