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霧の寝台

ガチ×ノンケ専門の官能小説 主なジャンル:GL BL NTR 催眠 調教 監禁 男の娘 女装

Part.54 【 温泉入浴(男湯編) 】

 ガラガラガラガラ―――――


 暖簾をくぐり、奥にあるスライダー式の扉を開けて中へ入る誠。

 スリッパを脱ぎ、入ってすぐのところにある下駄箱に入れていると、ちょうどお風呂から上がり出てきた男性と目が合った。


「…………えっ?」


 その男性は、誠と目が合うと一瞬驚いたものの、そのまま扉を開けて出ていってしまった。


「……………」

(さっきの人、変な目で見てたな……髪が長いから女の人だと思われたのかな……? 服を脱げば、さすがに男性だと思われるんだろうけど……)


 不安ではあったが、せっかくの旅行で温泉に入れないのも嫌だったので、気にせず奥へと進む。

 幸いなことに脱衣場には誰もいなかった。安心して服を脱ぎ始める誠。
 そうしていると、入り口の扉が開いて、男性客2人が雑談をしながら入ってきた。


「そういう訳で熊鍋はこの地域に根付いたわけだよ」

「へぇーしかし臭みを取るのに、そんなに下ごしらえが必要だとはな……」


 スリッパを脱ぎ、脱衣場へ入る二人の目に、誠の後ろ姿が映った。


「えっ!? あっ……す……すみません、間違えました……」


 一気に表情を変え、慌てる二人。
 すぐに頭を下げ、謝罪の言葉を口にすると、大急ぎで出て行ってしまった。


(あ、あれ? なんで……? 服は脱いでるはずなのに……)


 急な出来事に困惑の色を隠せない誠。


「……………!!」


 そこで誠は気づいた。自分の胸に成長したばかりのAカップほどの胸の膨らみがあることに……


(まさかこれが原因……? で…でも、これくらいの大きさの男の人なんてたくさんいるし……胸の筋肉が発達しているように見えなくもないよね……)


 脱衣場の鏡の前に立ちながら、そう考える。

 たしかに男性でも女性のAカップほどの胸がある人はいる。
 しかしそれはあくまでも、相撲取りのような太めの男性に限定されるものであり、誠のような細身の体型でAカップの胸のある人はほとんどいない。

 それに太目の男性の胸は垂れているのに対して、誠の胸はナイトブラの効果により盛り上がっており、なおかつ色白で乳輪も広くキレイなピンク色をしていた。

 既に誠の身体は、誠が思うほど男性と認識されるような身体つきをしていなかったのである。


 誠は、自分の小さな性器を隠すように腰にタオルを巻きつけると、浴室の入口へと足を運んだ。


(………よし、入るぞ)


 浴室の扉に手をかけ入場する。

 誠は温泉に入る前にキチンと身体を洗うことにした。たくさんある風呂椅子の一つに腰を掛ける。隣の席に小さな男の子が座っており、横には父親と見られる男性が髪を洗っていた。

 誠はシャワーを手に取り、タオルをお湯で濡らすと、ボディソープを付け泡立て始めた。今日はたくさん汗をかいたので、早く身体を洗ってしまいたかった。

 隣の男の子がチラチラと誠の方を見る。首をかしげて不思議そうな顔をすると、隣の父親に話しかけた。


「ねー? おとーさーん」

「なんだー?」

「なんかこっちに女の人がいるよー?」

「ははは、そんなわけないだろ。お前も冗談を言うようになったなー」


 身体を洗う誠の手の動きが鈍る。何も悪いことをしていないのに、なぜか罪悪感のようなものを感じた。


「ホントだよーボクの隣にいる人」


 男の子はそう伝えるが、髪を洗っているため、父親は誠の姿を確認することができない。


「○男(まるお)、そういうのは人様に失礼だから止めなさい。うちの息子がすみません」


 父親は、髪を洗いながら誠に謝罪をした。単に身体の細い男性が、息子の隣の席に座っていると思っているのだろう。そこまで深刻に受け止めていない様子だった。


「いえ……そこまで気にしていませんので……」


 父親の方を向き、返事をする誠。結構筋肉質な逞しい身体つきをしている男性だった。

 恭子の催眠術によって、誠は逞しい身体つきの男性が気になるように暗示をかけられている。
 誠はその男性のことが少し気になってしまったが、変なことを考えてはいけないと思い、身体を洗うのを再開した。

 十分に泡立てたタオルで、円を描きながら撫でるように身体を洗う。男性のゴシゴシと力を入れた洗い方ではなく、肌を労わるような優しい洗い方だ。

 そうして一通り身体を洗い終えると、隣から男の子の声がした。


「ほら、お父さん、この人だよ」


 声に釣られ、男の子の方を見る。

 すると先程、髪を洗っていた父親が愕然(がくぜん)とした表情で立っていた。腰には何も纏っておらず、勃起はしていないものの、十分逞しい男性器がその存在を主張していた。

 誠は父親がこちらを見ているにも関わらず、思わずその男性器に釘付けになってしまった。


(ごくっ……すごい……逞しいおちんちん……もしこれが大きくなったら、どうなるんだろう……?)


 誠の家庭は、父親のいない母子家庭だった。誠は物心ついたころから、母一人子一人の家庭で育ってきたため、父親と一緒にお風呂に入った経験がなかった。

 修学旅行で周りの子供たちのちんちんを見た経験はあったものの、今回のように、成人男性の逞しい男性器を目にするのは初めてだった。

 誠は、その剛健なビジュアルを生で見てしまい、自らのアナルがキュンとなるのを感じてしまった。


(ハッ! ダメダメっ! こんなタイミングでそんなこと考えたら変態じゃない!)


 誠はすぐに目を逸らそうとしたのだが、その前に父親が一物を見られていることに気づき、タオルで隠してしまった。


「あの……すみません……ここ、男湯ですよ?」


 困ったような顔をしながらも誠に注意する父親。
 他人の男性器を生で見た興奮と、なんだか犯罪めいた事をしているような気持ちがしてしまい、誠は心臓をドキドキと鼓動させていた。


「えっと……わかってます……わたしは……」


 説明しようと思うものの、興奮と罪悪感、二つの意味で緊張してしまい、思うように言葉が出ない。
 顔を赤くして、男性の方を見ようとしない誠の姿は、実に奥ゆかしく映ったことだろう。

 父親はそんな誠を見て、教育に悪いと思ったのか、子供の手を引くと、誠が答え終わる前に行ってしまった。


(あ……あれ? いっちゃった……)


 また女だと勘違いされてしまったのだろうか?

 誤解を解く前に行かれてしまい、誠はなんだか腑に落ちない気持ちになった。しかしいつまでも気にしていても仕方がない。気を取り直して、髪を洗い始めることにした。

 誠の髪は、高校時代と比べて長くなっていたため、洗うのにとても時間がかかった。髪を洗いながらも、先程の逞しい一物を思い出す。

 考えるだけでも、お尻の穴がムズムズしてしまう。それがなんだかとても気持ちがいい。

 いつも自慰の途中で真里の姿が思い浮かび、中断させられていたこともあって、だいぶ欲求が溜まっているのもあった。

 もしあれが勃起して、自分のアナルに突っ込まれてしまったら……そう考えると、余計アナルの奥が疼いた。

 前立腺がビクビクとした動きを始め、精巣に精子を作るよう指示を出す。お尻の奥にキューンとしたなんとも言えない冷たい刺激を感じて、誠は背筋を少し震わせた。


(はぁはぁ……こんなこと……考えちゃダメなのに……)


 男湯という非日常の空間が、誠の官能を刺激する。精巣から膀胱へと続く管を、生まれたばかりの精子が泳ぎ回る。

 自然と乳首も誠の妄想に反応して勃起を始めてしまう。しかし、髪を洗っている誠が気づくことはない。

 そうこうしていると、浴室の扉がガラガラと開く音がして、こちらに向かって足音が近づいて来ているのがわかった。一人ではなく複数の人の気配がする。


「お客様、お客様、少しよろしいでしょうか?」


 ちょうどシャンプーの泡をシャワーで流しているところだった。
 誠は驚き顔を上げ、濡れて水気を払っていない髪をそのままに男性の姿を確認する。

 そこには、旅館の作業着を着ている男性の姿があった。旅館の関係者だということがわかる。
 誠がシャワーで泡をゆすぎ、水気をとっていると「こちらをお使いください」とバスタオルを掛けられた。

 身体を拭きながらも、恐る恐る旅館の従業員に尋ねる。


「あの……なんでしょうか?」

「申し訳ございませんが、こちらのお風呂は男湯となっております。他のお客様のご迷惑になってしまいますので、女湯の方へ移動していただけませんか?」


 気づけば、大勢の男性がこちらを見ている。一人や二人ではない。みんな誠のことを女性だと思い込んでおり、中には厭らしい目で見つめる者もいる。


(あ……私の身体……みんなにジロジロ見られてる……なんだか……恥ずかしい……)


 男性が男性に裸を見られて恥ずかしいなどとは、普通は思わないものだが、誠は多くの男性から女性として裸を見られ、急に恥ずかしくなってしまった。

 そしてこれが、誠の中で初めて女性としての羞恥心が生まれた瞬間でもあった。

 普通の男性ならば、決して生まれることのない感情。誠は気にしないように試みたが、一度意識してしまうと、もう止めることはできない。

 あまりの羞恥心に顔が赤くなり、掛けられたタオルで、さらけ出された肌が見えないよう必死に隠そうとした。
 胸を隠し、股間を隠し、それは裸を見られた女性の反応と全く同じであった。

 その反応を見て、旅館の仲居は単純に誠がお風呂場を間違えたのだと思い、言葉を続けた。


「男湯と女湯の表記が分かりづらかったようで申し訳ございません。浴衣はこちらでご用意いたしますので、すぐに女湯の方へ向かいましょう」


 仲居が再度、移動を促す。

 しかし、誠はすんなりと言うことを聞くわけにはいかなかった。

 誠は戸籍上は男性で男性器がついているのだ。こっちではまだ恥ずかしい程度で済んでいるが、向こうにいったら犯罪になってしまう。

 誠は正直に仲居に事情を話すことにした。


「あ、あの……違うんです……私、こう見えても、男なんです……」

「………!!!」


 周囲の男性一同に、衝撃が走る。

 仲居も目を丸くし驚きはしたものの、誠が男湯にわざと入り込んだのだと思い込み、少し厳しめの口調で注意を始めた。


「失礼ですが……お客様のされていることは刑法に引っ掛かります。こちらの方々で訴える方は居られないと思いますが、基本的に女性であっても、異性のお風呂に入るのはいけません」


 仲居は誠の言うことを全く信じていない様子だ。刑法という言葉が出てきてしまい、追い詰められた誠は証拠を見せざる得ないと思い込んでしまった。


「わ……わかりました。そ、それじゃあ、証拠を見せます……」


 赤い顔をますます赤くさせ、誠は足を男性陣に向けゆっくりと拡げると、股間に置いてあるタオルを躊躇(とまど)いながら、少しずつズラしていった。


 男達の視線が誠の股間に集まる。まるでストリップ劇場のような怪しい雰囲気だ。


(ぁぁ……恥ずかしい……私のおちんちん……みんなに……見られちゃうっ……)


 そう思いながらも、この異常な状況に誠は興奮してしまっていた。
 触ってもいないのに前立腺と精嚢(せいのう)が押し潰されそうな感覚。精嚢手前に佇む男好きの精子が、外界の男達に会うために、尿道を通り出口に向かって泳いでいく。

 タオルをどけると、自らの性器に外気が冷たく触れる。男達の視線が痛いほど突き刺さり、羞恥心を全開に引き出された誠は思わず顔を背けた。

 しかし、見られているという事実が、より誠の官能を刺激する。こんな状況にも関わらず、誠は背筋をゾクゾクとさせ、息を荒くしていた。

 誠の恥ずかしい液が、勃起していないペニクリの先端からトロリと滴り落ちる……


「………………」


 沈黙が辺りを包む……

 白く美しい肌、華奢な身体付き、成長途中の可愛らしくも小ぶりなおっぱい、その先端で硬く勃起した桜色の頂、どう見ても女性にしか見えない誠の股間に、はしたなくも涎(よだれ)を垂らした薄桃色(うすももいろ)のスティックがあった。

 滅多にお目にかかれない不思議な妖精の姿に、思わず唾を飲みこむ者もいた。

 だが幸運にも、誠はシャワーを浴びた直後で、精子が透明だったこともあり、溢れ出た粘液を精液だと認識する者はいなかった。


「あっ、おねーちゃん、ボクのと同じの付いてる。ボクのよりちっちゃいけど」


 一番初めに口を開いたのは、先程の男の子だった。


「勘違いしてしまい、大変申し訳ございませんでした……」


 続いて仲居が力なく謝罪する。


「バスタオルの方、受け取ってもよろしいでしょうか?」


 浴室内では、バスタオルは必要のないものだ。仲居は気を使って、誠に確認した。

 入って来た時はそうでもなかったが、既に誠は男性に裸を見られることに羞恥心を覚えてしまっている。
 どうするか迷ったが、浴室内でバスタオルを巻いていたら、たしかにおかしいので、素直に返すことにした。

 それにより、誠の肌を隠すものは身体を洗うタオルだけとなってしまった。

 仲居はバスタオルを受け取ると、そのまま浴室の扉を開けて出ていった。それに続くように脱衣場に戻る者や、浴槽に入り始める者はいたのだが、近くの椅子に座り誠に好奇の視線を送り続ける者も数名いた。


「おねーちゃん」


 さっきの男の子が、再び誠の元を訪れ声をかけてきた。近くに父親の姿はないようだ。


「ねぇねぇ、どうしておねーちゃんは、女なのにおちんちんついてるの? 女の人にもおちんちん生えるの?」

「ううん……私は女の人じゃなくって……男なんだよ……」

「うっそだー! だっておっぱいついてるじゃん、ほらっ」


 そう言い、男の子は無邪気にも誠の胸へと手を伸ばし、乳首もろとも揉んでしまった。


「あぁんっ!!」


 羞恥心により火照ってしまった身体への愛撫で、思わず誠は高い声を上げてしまう。その声を聞き、周囲の男性がビクつく。


「………? どうして急にそんな声出すの……?」


 男の子は意味が分からず、問いかける。


「ううん……なんでもないよ……」


 触られて感じてしまいましたなどとは、口が裂けても言えない。


「ふーん、あとおねーちゃん、どうしてそんなにちんちん小さいの? ボクのお父さんおねーちゃんの何倍も大きいよ」


 男の子の素朴な疑問なのだろう。その声に厭らしさは全く感じない。


「えっとね……おねーちゃんのは生まれつきなの……おちんちんも大きくならないのよ」

「変なの~ちょっとよく見せて~」


 そう言い、男の子は誠の傍に近寄り、マジマジとちんちんを見つめた。


「あの……ボク……恥ずかしいから……あんまり見ないで……」


 ペニクリを見つめられるのが恥ずかしいのか、誠は横を向いて男の子の顔を見ないようにしている。


「恥ずかしいの? どうして? ボクおねーちゃんにちんちん見られても恥ずかしくないよ。ほら、見てボクのより、おねーちゃんのちんちんの方が小さいよ?」


 なんだか自分の性器に何かが当たっている感じがする。股間を見ると、男の子が大きさを比べやすいように、誠の性器と自分のをまとめて握っているのが見えた。二人の性器が密着している。


「あぁんっ……ダメぇ……やめて……わかったから……おねーちゃんの方が小さいから……」

「あはは、また変な声出してるー変なのー」


 男の子は誠の反応が面白くて笑っている。

 ふと、誠は奥の洗い場で椅子に座り、こちらをじっと見つめる男性に気づいた。よく見てみると、股間を勃起させて握っている。


(ウソっ……あの人、私のこと見ておちんちんをあんな……)


 恭子の催眠術により、性的なことには素直に反応してしまう誠の身体。誠は、その男性が自分に対して性器を勃起させているのが分かり、火照った身体をさらに熱くさせてしまった。

 そんな自分の状態を、まずいと感じた誠は、急いで温泉に入り、ここを出ることを決めた。


「ボク、悪いんだけど……おねーちゃんそろそろお風呂はいるからっ……」


 誠がそう断りを入れたところ、男の子が近づき、急に誠の両胸を揉み始めた。


「んんっ……ちょっと……えっ? なんで……? あぁんっ……ちょっと…やめ………」

「プフフフフ、おねーちゃんその声面白いー!」

「あぁんっ! ちょっとやぁん! やめてっ! ああぁぁん!」


 男の子は誠が喘ぎ声を上げるのが面白くて胸を揉んでいた。

 そこに性的な目的は全くないのだが、火照った身体と、そんな声を周りの男性に聞かれてしまうという羞恥心が、より一層、誠の身体を燃え上がらせた。


「あっ……はぁはぁ……ボク……やめっ……て……はぁはぁ……」


 幼いためか自分がとんでもないことをしているということに、全く気が付かない男の子。


「お願い……♡ やめてぇ……んんっやぁん♡」


 次第に誠の喘ぎ声には、甘いアクセントが加わり始めた。

 自分のこの痴態を見て、周りの男性が一斉に一物を勃起させる。そして洗ったばかりの綺麗な身体に、取り囲んだ男達が一斉に射精を行い、全身濃厚な精液塗れにされてしまう。

 そんな想像をすると、誠は無い子宮がピクピクと反応してしまうような気がした。


「はぁ♡ はぁはぁ♡ ダメっ♡ んんっ……それ以上されたら……♡」


 ______________



「コラ! どこいったと思ったら、お前はなんてことしてるんだ!」


 男の子の父親が、浴衣を着たまま慌ててやってきた。男の子の姿が見えないもので、探しに戻ってきたようだ。

 すぐに、ゴツンという鈍い音が聞こえる。結構力を入れて殴ったようで、男の子は泣き始めてしまった。


「うぅ……わーん……わーん」

「大丈夫ですか? うちの息子が本当に申し訳ありません。」


 深く頭を下げる父親。
 誠は息をハァハァ吐きながらも、艶めかしい表情で父親に伝える。


「はぁはぁ……私なら……大丈夫です♡……んんっ……♡」


 乳首を完全に勃起させ、ほんのりと汗を掻き、羞恥に身体を赤く染めてしまった誠の姿はとてつもない妖艶な雰囲気を醸し出していた。

 父親はその姿を見て、思わず生唾をゴクンと飲み込んだものの、これ以上、息子を変な道に走らせてはならないと思い、男の子の手を繋ぎ、逃げるように脱衣場へと避難した。


「はぁ……はぁ……はやく……んんっ♡ お風呂入らなくっちゃ……♡」


 タオルで股間を隠し、腕を使って勃起してしまった乳首を隠す。そうして身体を隠す様子は、普通の女性と寸分(すんぶん)違わない姿だった。

 トボトボと歩きながらも、周りの目を気にする誠。それまでの、誠と男の子との痴態を見てしまい、約2割の男性は勃起を抑えられずにいるようだった。

 ニューハーフ相手に勃起させてしまったのが恥ずかしいのか、足早に脱衣場に避難する人も見受けられる。

 誠はそれらの勃起した男性器を見つめながらも、お尻の穴が引き続き疼いてしまうのがわかった。
 もしこの場に誠以外誰もいなかったのなら、誠はすぐにでも乳首とお尻の穴を触り、オナニーを始めてしまっていたことだろう。


 温泉へと足を入れ、肩まで浸かる。ようやく浴槽に入ることができた誠。


(はぁ……あったかい……)


 身体を温められることによって、気持ちも徐々に落ち着いてきた。しかし、相変わらず他の男性達の視線は熱い。


 誠は男性に裸を見られることを恥ずかしいと思いながらも、その気持ち良さに気づき始めてしまっていた…………
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