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霧の寝台

ガチ×ノンケ専門の官能小説 主なジャンル:GL BL NTR 催眠 調教 監禁 男の娘 女装

Part.37 【 寸止め 】

【 CAUTION! 】

今回はBL要素が入っています。苦手な方はご注意ください。




「こっちの部屋よ、いらっしゃい……」




目を瞑り、手を繋がれ廊下を歩く誠。


恭子は木目のついた焦げ茶色のドアを開けると、
そのまま誠を部屋の中心へと案内した。

誠の鼻に、嗅ぎ覚えのある部屋の匂いが入り込んでくる。



そう……ここは恭子の父親の部屋。
以前、誠に女性化催眠を行った際に使った部屋だ。



部屋には以前と同じようにマットが置いてあり、
その上にはスーパーワイドサイズのペット用シーツが敷かれていた。

恭子はその上に誠を座らせると、
机の上に用意した道具を確認した。


ローターやゴム手袋、マスク、ローション、エロ本、リアルな形をしたディルド等々……


これまでと違い、数多くの道具が並べられている。

その道具の量が、これから行う催眠調教の激しさを物語っていた……


「マコトちゃん……あなたはまた少しずつ元の年齢に戻っていくわ……
あなたは今、九歳……今度はどんなことを思い出すのかしらね……?」


九歳と言えば、ちょうど男の子が性に目覚め始める時期だ。


恭子は、卵から生まれたばかりの雛が、
初めて見た物を親と思い込むように、

性に目覚めたばかりの誠に、男同士の良さを体験させ、
性的指向を同性のみに持つように変えていこうとしていた。


「マコトちゃん……あなたは今学校の帰り道……
土手沿いに歩いて家に帰る途中よ……
あら……? 脇の草むらに何か落ちているわね? あれは何かしら……?
あれは……そう……本ね。 何の本かしら……?
マコトちゃんは、その本が何の本なのか気になって拾いに行くの……」


誠が頭の中で草むらに落ちている本をイメージする。
少しして恭子が誠の手に、ある本を握らせる。


「これは……写真集ね。それも少し変わった写真集……

あなたは、直感的に気づくの……これがエロ本だって……

マコトちゃんくらいのお年頃の男の子だったら、
誰もが気になるものよね……?

マコトちゃんは恥ずかしかったけど、
本の中身が気になって見てみたくなるの……

でもここは外……どこで誰が見ているかわからないわ……

あなたは、本をカバンに入れると、
部屋でじっくり読むことにしたのよ」




※※※




「お母さん、今日は帰りが遅くなるみたい……
家にはちょうどマコトちゃん一人……

部屋のカギを閉めたあなたは、
ドキドキしながら拾ってきた本を開くの……

さぁ……目を開けて本を見て……」


恭子の暗示に誘導され、ゆっくりと目をあける誠。
本のページは既に開かれている……


そこには、中性的な可愛い感じの男の子が、
逞しい男性にキスをされている写真が載っていた。



「………!!」


誠は驚き、思わず本を投げ捨ててしまった。


誠は同性愛を拒否する反応を示した。
裸の男同士の写真は、当時の誠には刺激の強すぎるものだったのだ。

『植え付けた記憶は、既存の記憶を自動変換しない。』

今はまだ誠の年齢を九歳に進ませたばかり……

恭子は、さっそく三歳と六歳の時の記憶を、
現在の記憶に結び付けることにした。


「どうしたの? マコトちゃん。急に本を落としちゃったりして……?」

「だ……だって、男の人同士がキスを……」

「それがどうしたの……?
マコトちゃんはずっとこういうことに憧れていたでしょ……?」

「え…!? そんなことないよ……
だって、これ……気持ち悪いだけじゃん……」


露骨に嫌な表情を見せる誠。
目を細め、本当に気持ち悪いものを見てしまったといった様子だ。

この頃の一般的な男子にとって、これは当たり前の反応だろう。


「そうかしら……? 昔のことを思い出してみて……
マコトちゃんは昔から男の子に憧れを持っていて、
抱きしめられたい……キスされたいって思っていたでしょ……?」

「……あ…あれ? そ……そうだっけ……?」


三歳時の記憶と、現在の記憶をリンクさせる。

成長し自我が強くなったためか、誠はまだ抵抗している様子だ。


「そうよ。マコトちゃんは、毎日のように男の子を見つめては、
キスしたいって思っていたじゃない」

「えっ……? あれ……?
たしかに……そう……だけど……
でも……僕……女の子の方が……」

「今まで女の子のことを好きになったことなんてあったかしら?
ないわよね……?」

「女の子……んんっ……
好きに……なって……ない……あぁ、どうして……?」


誠が困惑した顔をしている。
今まで当たり前に思っていたことが変わっていて、驚いているようだ。


「どうしたの? マコトちゃん。
今更そんな当たり前のことを疑問に思ったりなんかして。
幼稚園でマコトちゃんは、
男の子同士でキスしたいって、いつも思っていたでしょ?」

「あぅ……うん……思って……た……」


自分の過去にがっかりしたような態度だが、
男同士への抵抗感が少し削れたのか、恭子の言葉に誠は素直に同意した。


「それに、マコトちゃんは可愛らしい女の子の服を着て、
女として男の人に抱かれたいって思っていたでしょ?

その本なんか、女の子みたいな男の子が、
男の人に抱かれていて、まさにマコトちゃんにぴったりの本じゃない?」

「えっ……?
ちがう……ぼく、男だよ……
女になりたい……なんて……思ったことなんか……」


そこで誠の言葉が止まる。
思い当たる節があるのか、青ざめたような顔で、
自分の過去を振り返っているようだ。


「思い出したようね?
マコトちゃんは、女の子の服を着るのが好きで、
いつも女の子らしくなりたいって思ってた。そうよね…?」

「うぅ……うん……」


六歳時の記憶が現在の記憶にリンクされる。
誠はまだ納得いかないようだ。


「ほーら、思い出してみなさい?
お腹がなんだか暖かい……男の人に恋をする気持ち……
心地よくて安心する……とても幸せな気持ちだったでしょ……?」

「あぁぁぁ……」


九歳の誠の心に、女性の心が芽生える。

イメージしている自分の姿が、美しい女性の姿へと変わり、
男性に抱きしめられる自分を想像をし始めてしまう。


「もっと、思い出してマコトちゃん……
女として、お洋服を楽しむ気持ち……
女として、男の人と恋愛する気持ち……
それに比べたら、男としての人生なんて全然つまらないでしょ……?」

「あぁ……はぁ……はぁ……うん……女の子の……方が……いい…♡」


過去の記憶と現在の記憶のリンクが進んだためか、
誠は徐々に女らしい話し方へと変わっていった。


「もう一度、本を覗いてみると良いわ……
すると女として男に愛される気持ちがどういうものか、
もっとよく分かるようになるわよ?」

「うん……♡」


三歳と六歳の記憶に操られるかのように、
誠は先ほど投げ捨てたBL物の写真集を拾いにいった。




※※※




それから数分後……


部屋からは、本のページを捲る音と、誠の吐息が微かに聞こえる。

誠は恭子にかけられた暗示により、
逞しい男性に抱かれる可愛い男の子を自分に見立てて本を見ていた。


「あぁ……はぁはぁ……」


スカートの下に履いているトランクスが盛り上がっている。

もちろん誠の性器が勃起して盛り上がっているのだが、
小さいためその膨らみは僅かだ。


「抱かれている男の子……とても気持ち良さそうね……
マコトちゃんも、こんな風にされてみたいでしょ……?」

「あぁ……んんっ……うん♡」


写真はまだ単純に、裸の男同士が抱き合っているだけのものだったが、
植え付けられた思い出により、
それだけで誠は興奮と幸福を感じてしまっていた。



(さてと……そろそろ始めようかしら……)



恭子は机の上に置いてあるゴム手袋とマスクを取ると、しっかりと装着し始めた。


「マコトちゃん……
股間がいつもと違って何か変ね……? 少し確かめてみたら?」

「……えっ?」


誠は一旦本を見るのを止めると、
スカートを捲り、トランクスのゴムの部分を引っ張り中を確認した。


「えっ!? 何これ……? なんでこんなことになってるの……?」


誠は勃起した自分の性器を目にするのが初めてのようで驚いていた。


「どうかしたの?」

「なんか……ぼくの……おちんちんが……変な形になってる……」

「あら……?不思議ね……
でも、写真をよく見直してみて、マコトちゃんと形や大きさは違うけど、
写真の二人もマコトちゃんと同じようになっていない?」

「……あっ! ホントだぁ……」

「これはね……エッチな気持ちになると大きくなるものなのよ。
マコトちゃんは、今男の人に抱かれたり、キスされるのを想像して、
エッチな気持ちになっているの……」

「エッチな気持ち……そ……そうなんだ」


ここでしっかりと、
男性に対して性的指向を持っているということを認識させる。

それをしっかりと認識させた上で興奮を高めていくのだ。



「写真の二人と同じように、マコトちゃんも脱いでみよっか、
そうすればこの二人の気持ちがもっとよく分かるようになるわよ?」

「うん……そうしてみる!」


誠は恭子に言われた通り、服と下着を脱ぐと、
全裸の状態で先ほどの写真集を見始めた。


恭子は、ゴム手袋にローションを塗り、
じっと写真に集中する誠のアナルに指を近づけ、
優しく穴の周りを刺激し始めた。


「ぁ……はぁ……」


穴への刺激で快感を得る誠。
恭子は優しく優しく、じらすように穴の周りを愛撫していった。


「さっきと違う感覚ね?
なんだかお尻の穴がキュンキュン♡するような感じじゃない?」

「あぁ……♡うん……♡」

「それはね。男の人と裸でエッチなことをすると自然に感じるものなの。
マコトちゃんの身体が男の人とこういうことをしたくて反応してるのね♡」

「はぁう……そ…そうなんだ♡」


ゴム手袋越しとはいえ、
誠のお尻の穴を恭子が直接愛撫する。

これは本来なら、あり得ない行動である。

直美と付き合うためとはいえ、
男性の尻の穴を触るなど、
昔の恭子ならトラウマものの出来事だ。

しかし、今の恭子は、
既に誠を全く男性として認めておらず、
それほど嫌悪感を抱いてはいなかった。

むしろ、こうして愛撫したり、突っ込んだりすることによって、
徐々に女性へと生まれ変わっていく誠を、
見てみたいとさえ思っていたのである。


「マコトちゃん。次のページを開いてみたら?
男同士のエッチってどうすれば良いのか見てみましょうよ」


恭子に促されページを捲る誠。
次のページには、男の子がお尻に指を入れられている写真が載っていた。


「あっ!」


誠がその写真に声を上げる。
男同士の実技を見て、より興奮しているようだ。
顔が徐々に赤くなり、吐息も荒くなっている。

そしてそれに合わせて、
恭子のしなやかな指が、誠の奥へと侵入していく。

誠は恭子の声に反応はしているものの、
基本的に部屋には自分一人だと思っているため、
その刺激が本を見て感じるものだと思い込んでしまっていた。


「どう? さっきと比べて何か変わったことはないかしら?」

「んんっ……はぁ……♡
あっ♡……さっきよりも……気持ち……いい……♡」

「それは良かったわ。
写真の男の子、お尻に指いれられてすごく気持ち良さそうね……
きっと今のマコトちゃんと同じ気持ちよ」

「う……うん♡あぁっ……はぁあっ!!」


恭子は、誠がページを捲り、
次の写真が目に入るたびに、出し入れ方を変えていった。


「マコトちゃん……
女の子っぽく声を出したら、もっと気持ちよくなれるんじゃない……?
試しに声を高くして、女の子の声を出してみましょうよ?」

「う……うん……」


恭子がここで誠の前立腺へと標的を絞る。


(この少し膨らんだところが前立腺かしら……?)


お尻の内側の柔らかい部分に、ピクピクと波打っている場所がある。
そこを優しくほぐすように刺激する。


コリコリ______________。


「あぁんっ♡やっ……ああぁん♡
あっ……んんんっ♡やぁぁあん♡」


女のような甲高い声で、
実に可愛らしく喘ぎ声を出し始める誠。

恭子が、その部分を刺激するたびに、
誠は腰をくねらせ快感に震える。

誠の勃起したペニスの先端からは、透明な粘液が垂れ始め、
トランクスのシミが徐々に広がり始めていた。


「はぁんっ♡あっ♡あっ♡あぁっ♡んんっ、んんんっ♡」

「マコトちゃんの小さなおちんちんとは全然違う。
逞しくておっきい男の人のおちんちんを、
お尻に入れられるとこんなに気持ち良いのよ?」

「あぁん♡気持ちいぃん♡」

「マコトちゃんの小っちゃいちんちんじゃ、
男の人のお尻に突っ込んでも、気持ちいいところには届かないわよね?」

「あぅぅ♡あっはぅぅっ♡む……むりぃ…♡届かない……んんっ♡」

「せっかくおちんちんあるのに、自分だけ気持ちよくなっちゃって、
悪いと思わない?」

「う……うん……あぁっ♡おもっ……ちゃう……♡
ぼ……ぼく……だけ……あぁぁ♡ご…ごめん……なさい……」

「うふふ……謝らないでマコトちゃん。
大丈夫、男の人も女の人も、
誰もマコトちゃんの赤ちゃんおちんちんには期待していないから安心して。

マコトちゃんは
女の子におちんちん付いてないのは知ってるよね?」

「あぅ……はぅぅぅぅぅ♡……うん……」

「マコトちゃんも女の子と一緒。
だからおちんちんのことなんか気にしなくても良いの♡
他の女の子と同じように、男の人の逞しいちんちんを、
口やお尻の穴で気持ちよくさせてあげればいいのよ?
あとは今みたいに可愛らしく声を上げて、いっぱい甘えればいいの♡
それだけで男の人は十分満足なんだからね」

「あっ♡あぁんっ♡うんっ♡いっぱい♡甘えるぅ♡」


恭子はここで誠に限界が近づいていることを察知した。


「んんっ♡んんんっ♡んんんんんんんんんっ……」


マコトの声が静まり返り、射精間近の反応を見せる。



「はい、【STOP】」



恭子のストップがかかる。


誠は射精することなく、シートの上で動かなくなってしまった。


勃起したペニスはピクピクと脈打ってるが、
高まり過ぎた興奮の余波をどこに発するわけでもなく、
誠の中で燻り続けていた。


恭子は誠を寝かせると、勃起が収まるのをひたすら待った。




※※※




誠の性器が元の柔らかさを取り戻すと、
恭子は再び暗示をかけた。


「マコトちゃん……すごく気持ちよかったでしょ……?
マコトちゃんはこれから男の人の裸を見ると、
すごく興奮しちゃうようになるの……
男の人のおちんちんを見たら、それだけで勃起しちゃう男の子なのよ?」

「……うんっ♡」

「じゃあ、そのままの状態でマコトちゃんはまた一つ大きくなるの……
さぁ……今マコトちゃんは十歳よ……

今日もマコトちゃんは男の人の裸を見てオナニーしてるの……
起き上がって、お気に入りの本を開いて……」


誠は再び起き上がると、
恭子に手渡された写真集を読み始めた。

同じタイミングで恭子は、
再度ローションを塗った指をアナルに挿入する。


「えっ!?……んんっ!?ふぁっ……あぁっ♡あぁぁぁっ! ♡」


目を開けた途端、女のような高い喘ぎ声を上げる。

十歳に年齢が進んだばかりで記憶がつながっておらず、
迷う心もあったのだろうが、

射精ギリギリで寸止められた身体と、アナルに与えられた刺激が、
それまでの記憶と十歳時の記憶を無理やりリンクさせ、
頭の中を男好きで淫乱な記憶に一気に塗り替えた。


「ほ~ら、気持ちいいね……?
もう昔の気持ち良さ思い出しているよね?

余計なことは考えないで……
マコトちゃんは写真の男の人と、
おちんちんのことだけを考えてれば良いのよ?
おちんちん、お尻に入れられてすごく気持ちいいね…?」

「うんっ♡あぁっ♡おちん……ちん♡きもち……いいぃ♡♡♡」


そして恭子は、再び射精しそうになる誠にストップをかけ、
十一歳、十二歳も同じように一切射精させずに、ひたすら寸止めを続けた。

その間、一切男性器には刺激を与えず、
お尻への刺激と男同士の淫らな画像のみで快感を与え続けた。

そうすることにより、
恭子は誠のこの時期の性的指向を、
完全に男性のみに向けることに成功したのだ。




※※※




お尻についたローションと性器の汚れを拭き取り、
誠をじっと見つめる恭子。



これまでの催眠で、
誠の性的指向は完全に女性から男性へと移り変わったはずだ。

次は写真ではなく、現実の男性に対して、
性的依存心を持たせなければならない。

現実の男性に対して、ただ憧れるのではなく、
性的な触れ合いも含めて、好きになってくれれば、
無事ニューハーフのマコトちゃんの完成だ。



気になるのは、ここまで女性化させた誠が、
今後どういった理由で、
直美と付き合っていたことにするかだが、

直美は変わっている女性なので、
理由はいくらでも付けられると恭子は考えていた。


誠と直美が知り合ったのは一三歳の時、
恭子はその一つ前の誠を仕上げるべく、催眠をかけ始めた。




※※※




「マコトちゃん起きて……
えっちな本読んですごく気持ちよかったね?」

「……うん♡」


甘え声で返事をし、起き上がる誠。
あれから汚れは拭き取ったが、未だに全裸のままだ。

これから仕上げの催眠をかけられるとも知らずに、
蕩けた顔をしている。


「マコトちゃんって、もうすぐ修学旅行に行くのよね?
どこに行くのかお姉さんに教えてくれる?」

「うん……ぼく、修学旅行でK都に行くの……」


K都は昔ながらの古い建物が立ち並び、
毎年世界中から大勢の観光客が訪れる有名な観光都市だった。


「そう……K都に行くのね……【STOP】」


恭子は誠を眠らせると、
用意していた椅子に座らせ再度暗示をかけた。


「マコトちゃん……
あなたは今、修学旅行でK都に来ているの。
みんなと一緒に観光して、楽しくお勉強できたね。

だんだんお外も暗くなってきて、
マコトちゃんは宿でみんなと一緒にお風呂に入ることになったの……

それじゃあ服を全部抜いで、お風呂で身体を洗いましょうね。
さぁ目を開けて……」


目を開けた誠は、恭子にタオルを手渡されると、
ゆっくりとした動作で身体を擦り始めた。


「ねぇ、マコトちゃん……
周りのみんな、マコトちゃんと同じように裸でいるよ?
裸の男の子がいっぱいいて興奮しない?」

「……!」


それまで全く意識していなかったのか、
恭子に言われて初めて気づいたようだ。

誠は顔を赤くし、身体を縮めている。

次第に小さなペニスも硬くなっていった。


「あらぁ……?おちんちんおっきくなっちゃったわね♡
こんな状況じゃ仕方ないわよね。

でも、周りのみんなに気づかれたら大変よ?
マコトちゃんがエッチなことを考えているってことが
みんなにバレちゃうわ」

「やぁん!」


誠は急いでタオルで自らの股間を隠す。


「危なかったわね……
でも身体を洗わないで椅子に座ったまんまじゃ不自然よね?
あら……?
マコトちゃんのことを心配したお友達が声をかけてきちゃったわ。

タオルで前も隠さずに、堂々とした感じね。
マコトちゃんの小っちゃいおちんちんと全然違う
逞しいおちんちんが生えてるわ。

見てるとだんだん興奮してきちゃうわよね?
マコトちゃんは、そのおちんちんから目が離せなくなっちゃうの」

「んぁ……はぁ……♡」


ちょうど男性の腰の高さだろうか?
誠はじっと虚空を見つめうっとりとしている。


そんな誠の様子を眺めながら、
恭子は再びゴム手袋を嵌めた手にローションを塗り始めた。


現在、誠が座っている椅子であるが、

これは恭子が、この時のために用意したもので、
少し変わったデザインをしていた。

ちょうど股の部分に穴が開いており、
中に腕や棒などを出し入れできるようになっているのだ。

恭子はこの椅子を使って、
誠の男性への依存心を高めようとしていた。


「マコトちゃん……お友達のおちんちん逞しいわよね?
もしそれをお尻に突っ込まれたら、
どれだけ気持ちいいか、想像してご覧なさい……」


そう言い、恭子は空いている穴から手を差し込み、
誠のお尻の穴を愛撫し始めた。


「あぁっ……♡んっ♡」

「あら?ダメじゃない…そんな声出しちゃ……
お友達に気づかれちゃうわよ? 声を我慢しなさい」


そう言われ、息を飲む誠。
タオルは股間に乗せたままで、
両手で口を抑え必死に声が出るのを我慢している。

そんな誠を横目に、恭子は誠のアナルに指を挿入し始めた。


「んっ! ……フッ…んっ……んんっ! ンフッ!!」


お尻に与えられる快感に耐える誠。

前立腺の位置を把握している恭子は、
的確にその位置に刺激を与えていった。


「目の前のおちんちんを入れられたら、
きっと今よりもっと気持ちよくなれるわよ?

さぁ……もっと想像して。
お友達に後ろからガンガンお尻を突かれる自分の姿を想像して?」

「ンンッ!! ンッフッーー!! ンンッフッ! ンンンンフッーーー♡」


恭子の指の動きが激しさを増す。
ガツガツと突いてくるそれに合わせて、誠は小刻みに腰を振り始める。


「お尻だけじゃないわ……目の前にあるおちんちん……
もし、それをお口に突っ込まれたら……
どんな味かしらね……? 味わってみたいと思わない……?」

「ンフッ♡フーーーーー♡ンンッ♡ンッ♡ンッ♡」


両手で抑えられぐぐもってはいるが、
誠の声がだんだん甘ったるいものへと変わっていく。

恭子はここで誠の股間に掛けてあるタオルを外し、性器の様子を確かめた。



(そろそろ止めた方が良さそうね……)



誠のペニスは、度重なるお尻への愛撫と挿入で、
とてもイキやすくなっていた。

誠をイカせるつもりのない恭子は、そこで行為を終えることにした。



「はい、マコトちゃん。【STOP】」



気を失った誠が強く地面に落ちないように支えると、
身体の方からゆっくりと地面に下ろしていく。

下半身に刺激を与えないようにするためだったのだが、
お尻を突き出すような形で、寝かせられた誠。

またしても絶頂ギリギリで寸止めされたアナルは、
男の一物をねだるように、
ヒクつく小さな動きを続けていた……
[ 2018/02/16 00:00 ] 一章【黒百合】 | TB(0) | CM(0)
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