お風呂上り、恭子と直美は寝巻に着替え、部屋でアイスを食べていた。
「おいし~い! パーゲンダーツのアイスってこんなに美味しかったんだ!」
冷蔵庫のアイスに舌鼓の直美。
「このくらいのアイスなら、普通にコンビニで売ってるわよ」
「そうだけど、高いから買えないの~。一個200円以上するでしょ?」
「そうね~。じゃあクストコで買うといいわ。売ってるのは大容量サイズだけど、分けて食べるなら断然お得よ」
「え~でもあそこって会員にならないと入れないじゃん。会員になるだけでも数千円かかるよね?」
「まぁね、じゃあ今度一緒に行きましょ。私会員になってるから直美もタダで入れるわよ」
「え~! キョウちゃんクストコ会員だったんだ! もちろん行く行く~!」
アイスの山に囲まれる妄想を始める直美を横目に、恭子は勉強の準備を始めていた。
「え? キョウちゃん、もしかしてこれからまた勉強するの?」
「当たり前でしょ……今日なんのために泊まりに来たのか、忘れちゃってるようね…」
少しあきれ顔の恭子。
「あ、そうだったっけ……美味しいもの食べて、
お風呂入ってアイス食べて、なんだか旅行気分になっちゃってた」
「まぁ、直美は最初ずっと寝てたわけだし、そう思ってしまうのも仕方ないわね」
「ごめ~ん。夜はちゃんと勉強するね!」
「ん~そう思ってたんだけど、直美は寝ちゃってもいいわ」
「え? なんで?」
「寝る前に覚えたことって一番頭に残るみたいなのよね。だから夜は暗記物だけ。
私が今日覚えようと思っていたところを、催眠術掛けながら覚えるだけだから、
むしろ寝ちゃってくれた方が楽なのよ」
「でも、そんなキョウちゃんだけに勉強させちゃって悪いし……」
「気にしなくていいわよ。クストコに行った時に、私の分もアイス買ってくれればいいわ」
「アイス買うのは別にいいんだけど……本当にそんなんでいいの?」
「もちろんいいわ。だから今日はオヤスミ。
その分、学校にいる時は一生懸命勉強するのよ?」
「うん…わかった。ありがとね…キョウちゃん。
あたし、キョウちゃんと同じ大学に行けるよう頑張る!」
恭子はそれを聞くと、そのまま直美を催眠術へと誘導した。
※※※
ぐっすりと眠る直美。
恭子は今日のことを思い出し、直美の頭を撫でていた。
主に思い出すのは、股間とショーツの間に糸を引き恥ずかしそうにしている姿と、乳房を撫でられ気持ち良さそうに悶えている直美の姿だ。
(今日の直美、可愛かったな……
やっぱり催眠状態より素の状態の方がずっと良いわね……)
直美の身体は度重なる肉体的刺激と精神的刺激で限界がきていると恭子は踏んでいた。
(今の直美はいつもとは違う。
起きている時でさえ、あんなにショーツを濡らしていたんだから、もう抑えが効かなくなってきてるはず……こんな状態でさらに興奮させたらどうなるのかしら……?)
恭子はこれから行うことに、強い期待を寄せていた。
これまでの催眠でも、
直美は恭子の身体にキスをしたり、舐めたりして責めてきていたが、
それは平常な状態から始めた催眠だったからこそ、その程度で済んでいたのだ。
もし今の興奮状態で同じように暗示をかけたらなら……
恭子は想像しただけで、体中が疼き、震えてしまった。
(今日でもし最後までいけたなら、後はそれを直美の心に刻みつけるだけ……
何度も何度も同じ快感を植え付けて女同士の快楽から一生離れられないようにしてあげる……)
※※※
「さぁ、直美。勉強始めるわよ。
いつものように服を脱いで、すっきりした気持ちで始めましょうね」
恭子の指示に従い、寝巻を脱ぎ始める直美。
服を脱ぎながらも直美は息をハァハァさせている。
顔は既に赤くなっており、恭子に自分の裸を見せることに興奮しているようだ。
案の定、新しく履きかえたばかりショーツには、
脱衣場の時同様、脱ぐ際に糸を引かせてしまっていた。
恭子は直美の腰に優しく手を添えると言った。
「見てたわよ。ショーツに糸なんか引かせちゃって……
そんなに私に裸を見られて嬉しいのかしら? 直美は女の子に自分の裸を見せてオマンコをキュンキュンさせちゃうエッチな女の子みたいね?」
直美は目をトロンとさせながらも頷いた。
「頷くだけじゃダメよ。
私の目を見て、自分の口でちゃんと言ってみて、直美はどんな女の子なのかしら?」
唇が軽く震える。
直美は恭子の目をしっかりと見据えながら答えた。
「あ…あたしは、キョウ…ちゃんに、裸を見られて……
嬉しくてオマンコ、キュンキュンしちゃうの……」
「よく言えました。これはご褒美よ」
直美に軽くキスをする恭子。それだけで直美は軽く喘ぎ声をあげた。
※※※
「次は私の服を脱がせて、今日も密着しながらお勉強しましょうね」
直美は頷き、恭子の前に立つと、目を潤ませながら寝巻に手を添え脱がせ始めた。
「ねぇ……女の子の衣類を脱がせるのって、すごくエッチなことじゃない?
直美は女の子の服を脱がせる時にすごくいやらしいことを考えちゃうのよね?」
それを聞き、直美の手が止まる。
だんだんと発情した女の顔つきに変わり、疼きに耐えるように身体をくねらせ始めた。
「ほら、どうしたいの? 直美は女の子の服を脱がせてどんなことがしたいの?」
「ぁっ……あっ……
キョウちゃんの、おっぱい……すごくおいしそうで、食べたくなっちゃうの……」
「そうよね。直美は女の子のおっぱい大好きだもんね」
いつもの天使スマイルで直美に微笑みかける恭子。
「うん……好き……おっぱい大好き……」
恭子の胸に両手を添え、息を荒くする直美。
「今日、脱衣場でしたかったこと、ちょっとしてみたら?」
「うん……」
直美はそう言うと、恭子のピンクの頂きを口に含み、ペロペロと舐め、優しく吸い始めた。
「ぁ……ぁっ、直美はそんなこと考えてたんだ……親友の乳首を舐めて吸いたいだなんて…ホントいやらしいわね……」
「ちゅ……ちゅぱ……
だってだって……キョウちゃんの…ちゅ……
おっぱい…しゃぶりたくて……ちゅぽっ…仕方がなかったんだもん……」
乳首を吸い続けながらも、返事をする直美。
恭子はそんな直美の髪を優しく撫でながら、シルクのような声色で語りかけた。
「そう……仕方がないわよね……
だって直美は普段から女の子のおっぱいを見ては、いやらしい妄想をしちゃういけない女の子なんだもんね……」
「うん……いやらしい妄想しちゃうの……いけない子なのぉ……」
恭子は、夢中になって自分の乳首に吸いつく直美の顔に両手を添えると、優しく引き離し。
「はい、おっぱいはここまでよ。
直美はおっぱいも好きだけど、このおへその下にあるものも大好きよね?
ほら、邪魔な衣類をとって、いっぱい楽しみましょうね……」
※※※
直美の手がそのまま恭子の寝巻を下にずらすと、
興奮ですっかり濡れてしまった恭子のショーツが姿を現した。
直美はショーツに顔を近づけると、鼻をくっつけ深呼吸を始めた。
「すぅーはぁー。すぅーはぁー。良い匂い……」
「んっ……ぁぁ……な…直美……
そのままショーツを降ろしてみて……直に嗅ぐともっと良い匂いがするわよ……」
ショーツの両端を指で掴み、下へずらす直美。
間に挟まれていたものがなくなり、直美の鼻と恭子の蕾が直に触れる。
「ぁぁん……キョウちゃんの香り……すごい……この匂い……大好き……」
恭子の愛液で顔を濡らしながら直美が言う。
「に…匂いだけじゃなくて……
舐めて…味わってみたら…? 直美は女の子のエッチな液も大好きなのよね?」
「うん……大好き。キョウちゃんの匂いも味も大好き♡」
そういうと直美は恭子の花唇に口をつけ、仔猫のようにペロペロと舐め始めた。
「ぁっ…んっ……直美、もうすっかり女の子好きになっちゃったわね……」
「ぺろぺろぺろ……うん……女の子……大好き。……ちゅ」
愛おしいものを見つめる表情で、直美は恭子の蕾を舐めることに集中している。
直美のそんな姿を眺めながら、恭子は初めの頃の直美を思い出していた。
(初めは女同士でキスするにも抵抗あったのにね……
今では下の唇にキスするのも大好きになっちゃって、すっかり女同士の虜ね)
※※※
一通り直美に女の味を堪能させた恭子は、予定通り勉強を開始することにした。
テーブルの前に座り、いつものように直美を自分の足の間に座らせる。
直美に英語の単語帳を持たせ、恭子は片手で直美の乳首をつまみ、もう片手を直美のクリトリスに添えた。
「今、直美はすごく頭が冴えてて、なんでも頭に入っちゃうようになってるの。
私の言った単語の発音と意味をしっかり頭に刻み込んでね」
1単語ずつ、発音・意味・用法を覚えさせていく恭子。
単語帳には記載されていないようなことについても、恭子はアドリブで説明を入れていった。
さすが国際派の両親がいるだけのこともあり、言語についてはお手の物である。
直美は自らの乳首とクリに添えられている恭子の手を気にしつつも、スポンジのように内容を吸収していった。
催眠術によって、人間が本来得られないような集中力を発揮しているようで、それが直美の勉強の効率を飛躍的にアップさせていた。
流れるように単語帳を読み進めて行き、十分過ぎるほど終えたところで恭子は直美に最初のページに戻る様に言う。
「頭にしっかり入ったかしら?
これからチェックいれていくわよ? 上手く出来たらご褒美あげるからね」
そう言い、今行った範囲をじっくりと問題形式で直美に問いかけていく。
「○○○が×××なのは?」
「□□□?」
「よくできました。正解よ」
恭子は微笑み、直美の乳首を軽くこねる。
「ふぁっ! ぅぅんっ……」
小さな刺激だが、それだけでも直美は声をあげてしまう。
「ほら、直美。こっちに顔向けて、ご褒美上げるから……」
直美が言われた通り、恭子の方を向くと、恭子は直美の唇に軽くキスをした。
思わず、笑みを浮かべてしまう直美。
「もっと答えられたら、もっと良いご褒美あげるからね」
そうして、テストは続けられていった。
催眠の効果が強力なためか、はたまた恭子の教え方が余程頭に残り易いのか、
直美はほとんど間違えることなく、正答を繰り返していく。
その度に直美は、乳首を捏ねられたり、クリを擦られたりして、官能を高められていった。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
勉強が終わる頃には、恭子の手は直美の割れ目から垂れ流された愛液でぬるぬるになっていた。
捏ね繰り回された乳首と、擦られ続けたクリトリスはこれまでにないほどビンビンに勃起している。
「よくできました。全問正解よ。
最後のご褒美に、直美のして欲しいことなんでもしてあげる……」
恭子は慈愛に満ちた表情で直美を見つめている。
直美は度重なる刺激ですっかり顔を上気させながら、恭子の目をじっと見つめ口を開いた。
「はぁ……はぁ……あ…あたし……キョウちゃんと……」
再び口を閉じる直美。
これから自分で言うことの、あまりの恥ずかしさに目は潤んでしまっている。
(さぁ、言って直美。
ずっと待ってたその言葉をあなたの口から聞きたいわ……)
恭子の手が直美の胸に触れる。
直美の心臓の鼓動は大きく、放たれる言葉が何かを告げていた。
「あたし……キョウちゃんと、エッチしたい……」
覚悟を決めて言葉を発する直美。
恭子はそんな直美を抱き締めると、優しくて頭を撫でながら言った。
「……いいわよ、エッチしましょ。直美のしたいこと全部受け入れてあげる」
※※※
ベッドの上で抱き合う直美と恭子。
お互いの背中に腕を回し、優しく愛撫している。
舌同士が絡め合うキスを行い、今まで我慢していた欲情をぶつけ合っているようだ。
恭子はそのまま直美の首筋にキスを始め、そのままうなじへと移動していく。
「ぁぁぁ……キョウちゃん、そこ気持ちいぃ……」
「そうでしょ? 女の子はここを舐められるとすごくゾクゾクしちゃうのよ……」
同時に背中に回した手の指を軽く曲げ、そのまま爪の先で優しくゆっくりと直美の背中に滑らせた。
「んんっ……」
その刺激を受けて直美の背中が反り返る。
恭子はそのまま直美の耳に唇を添えて怪しく囁いた。
「ねぇ……直美。知ってる? 耳って舐められるとすごく感じるのよ? ほら」
舌で直美の耳の裏側をわざと音を出すように舐め上げる。
同時に唇でリップ音を鳴らしながらキスをする。
「ぁぁ! キョウちゃん……ぁあっ! おと……音で感じちゃうぅ!」
恭子の鳴らす音で、直美の上半身にはゾクゾクっとした言いようの知れぬ甘い感覚が走った。
唇で直美の耳を責めながらも、手で胸の頂きを愛撫するのを忘れない。
唇から少しだけ舌を出し、首筋から直美の胸の頂きまで滑らせる。
そのまま舌の裏筋を使って勃起したピンク色の膨らみを撫でるように舐め上げた。
その間も手は休まることを知らず、直美の太ももを優しく円を描くように愛撫した。
「ふぁっ……っぁ! すごい……キョウちゃん……ぁぁっ、ダメぇぇぇ……」
恭子は直美を責める際は、必ず2箇所を同時に責めるようにしていた。
そうすることにより、直美は一箇所に意識を集中できず、与えられた快感をそのまま受け取るようになっていた。
恭子は幾度となくレズビアン物のAVを目にしてきており、自然とその技巧を身につけていた。
今回のは、どうすれば直美を気持ち良くできるのか、研究熱心な恭子の性質が如実に表れた結果である。
それと同時に、恭子本来の持つ器用さは、しなやかな指先から魔性の快楽を生んでいた。
触れる箇所全てが性感帯に変わる。
女を乱れさせる才能が恭子には備わっていたのだ。
(直美。いっぱい気持ち良くなってね。あなたにこうしたくてずっとイメージしてきたんだから……)
※※※
しばらく直美の嬌声が部屋中に鳴り響いていた。
いくら大きな声を上げても、広い庭に囲まれた恭子の家から、音が近所に届くことはない。
乳首にしゃぶりついている恭子の頭に手を添えて、直美が声を上げる。
「あぁっ! キョウちゃん。ぁあっ! キョウちゃん!」
ただ名前を呼んでいるだけではなく、呼ばれた気がした恭子は乳首への愛撫を止め、顔をあげる。
「……どうしたの? 直美」
乳首に与えられた甘く痺れるような刺激で意識を朦朧とさせながらも直美は言った。
「キョウちゃん……もうダメぇ……あそこ……が熱いの」
「あそこ?オマンコのことかしら?」
「うん……そうなの。オマンコ…熱くて……もう我慢できないの」
直美の目は潤み、泣き出しそうな顔で恭子を見つめている。
「そんなに熱いんじゃ大変ね。直美はどうして欲しいの?」
「キョウちゃんの舌で舐めて欲しいの……
あたしのオマンコいっぱいペロペロして欲しいの」
せいいっぱい甘えた声で、恭子に懇願する直美。
その声に背中をゾクゾクさせながらも恭子は答える。
「もちろん良いわよ。
愛する直美のためだもの。オマンコだってお尻だってどこでも舐めてあげるわ」
そう言うと直美の唇にキスをした。
恭子は直美の下半身に身体を移動させ、直美の薄く覆われた茂みの前に顔を近づける。
勉強時の淫核への刺激と、今まで受け続けてきた肉体と精神、両方への刺激により、直美の蜜壺からは止め処なく官能の滴りが漏れていた。
恭子は直美の腰を両手で掴むと、舌を大きく広げ、直美の割れ目へと這わした。
「ぁああんっ!!!」
一層大きな歓喜の悲鳴が鳴り響く。
恭子はそのままヒダの部分を丁寧に舐め上げていった。
直美は花唇に当たる恭子の舌に酔いしれ、恭子の頭を掴むと、背中を弓なりに反らし、その丘陵を恭子が舐めやすいように差しだした。
「キョウちゃん、すごい……すごく気持ち良い……
まるで天国にいるみたいに身体がほんわりとしちゃう……」
恭子はその言葉に気分を良くすると、今度は直美の勃起しきった淫核に舌を絡みつけた。
「あぁっ! もうダメ……
気持ち良すぎて……イっちゃいそう……キョウちゃん……」
直美の言葉を聞き、恭子はクンニリングスを中断した。
「えっ……どうして…やめちゃうの…?」
寂しそうな声でつぶやく直美。
「ううん、やめたわけじゃないわ。私も直美にして欲しくなっちゃって……」
艶めかしい表情で答える恭子。
恭子の言葉の意味をすぐに理解し、
直美は身体を反転させると恭子の股間に自分の頭を持ってきた。
いわゆる69の体勢だ。
「そうだね……キョウちゃん。一緒にしよっ」
「うん、お願いね。直美」
お互いの花園に顔を埋める二人。
一心不乱に愛する人の部分に愛情いっぱいのキスを続ける。
「あぁ…あっ! ……くっ…気持ちいぃ……ちゅ……ちゅぷ」
「レロレロレロレロ……キョウちゃんのココ、すごい美味しい……大好きっ♡」
巧みさはないものの、無邪気な直美の愛撫は十分過ぎるほど恭子に刺激を与えていた。
「私も直美のココ……好きよ。
こんなに私の舌に甘えちゃって……舐めるたびにピクンピクンして、本当に可愛いんだからっ……ちゅぅぅぅ」
「ひゃっ、ぁぁあん! だ……だってぇ……
キョウちゃんの中、すごくあったかくて…優しくて……包まれてるだけで、嬉しくなっちゃうんだもん……」
「そうねぇ……レロレロ……ちゅ……
こんなに女の子のお口が好きなクリちゃんは、もっともっと大きくしてあげるからね……ぢゅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
「ぁぁぁぁぁああああああん!!」
直美のクリトリスを吸引する。
皮が剥け、勃起した淫核は赤く充血している。
それを見ながら、直美のクリがもっと大きかったら、舐め応えあるのにな、などと恭子は考えていた。
※※※
二人のクンニは続く。
直美は猫がミルクを舐めるように丁寧に突起を舐めており、恭子の責めとは対象的に大人しかった。
しかし刺激は弱いものの、恭子に与える精神的な刺激は大きく、
顔は見えないものの、恭子は直美が自分のソコをペロペロと舐めている様子を思い浮かべ、淫泉から止め処なく湧水を溢れさせていた。
「あっ……キョウちゃん。さっきよりもドクドク液が出てきているよ。
ペロペロ……ペロペロ……じゅぅるるっ……ゴクンっ」
(ぁぁああ……もうダメかも……直美に舐められるとなんだか心まで舐められているような気持ちになってしまうわ……)
恭子はイキそうになるのを我慢しながら、直美へのクンニを続けた。
「直美……もっと感じて……
この快感を忘れられなくなるくらい、もっと深く……」
二人の間からは卑猥な水音がしばらく鳴り響いていた。
「キ……キョウ…ちゃん……
あたし…くぅ……ぁんっ。なんか……もう……イキそう…」
「ちゅ……そう…イキそうなのね……いいわよ。イっちゃいなさい」
「ダメぇ……キョウちゃんも……一緒にイクの……」
舌での愛撫を早め、拙いながらもなんとか恭子をイカせようと必死になる直美。
「大丈夫……あなたがイケば、私もイクわ……あなたが舐めてくれている事実、あなたがイッたって事実だけでも私は……」
徐々に激しさを増す、二人の愛撫。
そうしていくうちに、官能は極限まで高められ、そしてついに……
「ちゅぷちゅ……あっあっ! キョウちゃん! あっアッァッ! イクッ……ぁっ! イっちゃう……アッ! アァッ! アアアアッッ!!!」
「イッて……直美。ちゅぅぅ、レロレロレロ……あぁっ! 私も……私も……イクっ……イクっ……イっちゃう!!」
「ああああああぁぁぁぁっっ!!」
直美の方が1テンポ早かったものの、二人はほぼ同時に絶頂した。
直美は恭子から与えられる肉体的刺激で、恭子は直美を絶頂させた精神的刺激で……
二人はしばらくの間、荒い息を繰り返していたが、それが落ち着くと、
身体を起こして、愛する者と向き合い、抱きつき熱いキスをした。
「ちゅ……愛してるわ、直美。誰よりもあなたが好き」
「あたしも……キョウちゃんのこと、誰よりも好き。大好きっ!」
※※※
舌を絡め合うディープキス。
もう恭子は、直美が覚醒することを気にしていなかった。
直美は覚醒しない。心の底からこの状況を望んでくれている。
直美と抱き合い、その気持ちがしっかりと伝わってきていた。
「ねぇ、キョウちゃん。あたし、キョウちゃんともっとキスしたいよー」
「……? キスならしてるわよ。今だって……ちゅ」
「ううん。違う……こういうこと……」
直美はそういうと、身体を少し起こし、
座っている恭子の両足を開かせ、間に自らの足を割り入れていった。
「キョウちゃん……少しお尻を浮かせて……うん、そう……そのまま……はぁっんっっ!!」
直美の蕾と恭子の蕾が触れ合う、二人の身体に再び大きな痺れが走った。
「直美、あぁぁっ!!」
そのまま抱きつき恭子にキスをする直美。
「キョウちゃん……あたし、前からずっとこうしたかったの……キョウちゃんと上と下、両方でキスして抱きしめ合うの……」
「直美……すごい……これ……ぁぁ!」
直美は腰をくねくねさせ、自らの秘所を恭子のそれに擦りつけている。
テニスで鍛えているだけあり、こういった身体の使い方は直美の方が一枚上手だった。
「キョウちゃん……すごい気持ちいぃんだね。嬉しい……キョウちゃん、もっと感じて」
「なおみ、ダメっ……ぁああ! ダメっ! 耐えられない……」
あまりの刺激に恭子は倒れそうになるが、直美はしっかりと恭子を支え、貝同士のキスを続けた。
「ふふふ、キョウちゃん。かわいい……
あたしが支えてあげるからね。ちゅっちゅっ♡」
先程の69の時とは打って変わって、完全に主導権は直美が握っていた。
(あぁ…なんてこと……
直美にこんなにされて……気持ち良すぎて……意識が……)
直美の腰の動きは次第に激しさを増していった。
より強い刺激を恭子に与えようと、身体全体を使って愛撫をしているようだ。
「んっんっ! キョウちゃんには器用さでは勝てないけど、こういった身体の使い方はあたしの方が上だよ。
さっきいっぱい気持ち良くしてくれたお礼をいっぱいしちゃうからね!」
アスリートならではの動き、
力強いその振動に恭子は抗うことができず成すがままになってしまった。
「なおみぃ……もうだめぇ……わたし、イっちゃう……」
「はぁっ……はぁっ……! いいよ……イッて、もっといっぱい感じて、イッて!」
直美がラストスパートをかける。
「なおみ、なおみ……なおみ!! あぁっ! ぁぁぁぁ! あああああああ!」
「キョウちゃん、大好き♡んっんっん! あっあっ、イクッ!!!」
先程とは正反対で、今度は恭子の方が1テンポ早くイってしまった。
痙攣する恭子を優しく支え、ゆっくりとベッドに寝かせる。
そしてその隣に横たわり、恍惚とした表情を浮かべる恭子に語りかけた。
「どうだった? キョウちゃん。気持ち良かった…?」
「ハァ…ハァ……あたり前でしょ。
こんなの経験しちゃったら…もう忘れられなくなるわ…」
「あたしも忘れないよ……ずっと心に刻みつけとくからね…」
「直美……」
目を閉じてキスをする二人。
しばらくは口づけを交わしていたが、少しずつ意識が薄れていき、そのまま眠りについた。
※※※
――― チュン……
――― チュンチュン……
スズメの鳴く音と、カーテンの隙間から差しこむ光で目を覚ます直美。
(……なんかすごい夢を見ていたような気がするけど……どんなのだっけ……?)
ぼーっとしながら、ふと、部屋の中を見渡した。
昨日と変わりない光景。
隣には恭子が横たわり、寝息を立てている。
(……)
なぜか恭子の寝顔から目が離せない。
(……キョウちゃん。すごい綺麗……)
――― ドクン……ドクン……
直美の心臓の鼓動が激しくなる。
(なんでこんなにドキドキするんだろう……キョウちゃんの唇を見ているだけであたし……)
無意識のうちに身体が動いた。直美は恭子の顔に、近づき……
――― ちゅ……
軽く唇と唇が触れる。
(……)
――― ドクンドクンドクン……
(……え? あたし、今何を……?)
正気に戻り、自分がしてしまったことに顔を赤らめてしまう。
(あたし……キョウちゃんにキスしちゃった! なんでなんで…?)
慌てて恭子の方を見る。
軽く触れる程度の感触だったため、恭子の様子に変化は見られない。
どうやら気付かれていないようだ。
(良かった……とりあえず落ち付かなきゃ……トイレいってこよ)
そのまま恭子を起こさないように、ゆっくりとベッドから離れると、ドアを開けてトイレに向かった、
(……)
――― ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクン……
(~~~!! 直美が……私にキスを……! )
ドアの閉まる音を耳で確認し、途端に様子を変える恭子。
心臓が破裂しそうなくらい高鳴っている。
後少し直美が出て行くのが遅かったなら、この音に気づかれていたかもしれない。
鏡は見れないが、きっと顔は赤くなっている。
催眠にかかっていない状態での、直美との初めてのキス……
直美が戻ってくるまでの間に、心臓の高鳴りと赤面した顔を元に戻すのに、恭子は大変苦労したのであった。