次の日の朝、
小早川は、郊外のラブホテルにいた。
ソファーで紅茶を飲む彼。
少し離れた場所には、ベッドで眠る誠と忍がいる。
二人は、逃亡から捕縛までの記憶を消され、
生まれたままの姿で眠らされていた。
「真里と萌の様子はどうカシラ?」
紅茶を置き、小早川が尋ねると、
入り口側で、直立不動で立つ黒服が答えた。
「予定通り催眠尋問が行われております。
小早川様の音声データを使い、逃亡中の出来事を聞き出しておりますが、結果はあまり芳しくないようです」
「そう……時間がないから、ダメ元で試してみたけど、
やっぱり上手くいかなかったようネ。こっちが片付いたら、すぐ行くから、それまで休ませておきなさい」
「かしこまりました」
真里を堕とした後、
小早川は改めて、逃走中の記憶を探りだそうとしていた。
誠を堕とす材料は、多ければ多いほど良い。
来(きた)る決戦の時に備え、
小早川は万全の体制で臨(のぞ)もうとしていた。
彼は休憩を終え、ベッドの方へ移動すると、
さっそく催眠をかけ始めた。
「忍ちゃん……目を開けなさい。
起きて、隣で眠っているマコトちゃんを見るの」
指示を受け、忍はゆっくりと起き上がる。
だらんと肩を垂らし、いかにもだるそうな表情だ。
彼は目を開けると、誠を見た。
「あなたは、その子を犯したくなる。
見ているだけで興奮してくる……精子をぶちこみたくなる。
そんな気持ちがどんどん大きくなってくるワ」
忍のペニスが膨らみ、徐々に勃ち上がっていく。
馴染みのある裸体を前にして、喜んでいるようにも見える。
一見すると、
これまでとなんら変わりのないシーンのように思える。
誠と忍をまぐわせるなど、何度もしてきたことだ。
しかし一つだけ異なる点があった。
それは恋愛要素の欠如。
これまで小早川は、愛のあるセックスを意識してきた。
男同士の恋愛感情を根付かせ、身も心もホモになってもらう。それが本来、彼が目指していたゴールであった。
だがその方法では、誠を堕とすことはできない。
あまりにも真里への依存度が高すぎて、
忍に鞍替えさせることができないのだ。
そのため小早川は、
罠に嵌めて堕とす方向へとシフトした。
忍に誠を犯させ、
誠に自分がホモであることを理解させて解放する。
解放された誠は、真里の元へと向かうだろう。
そして辿り着いた先には、萌がいる。
小早川は、そこで決着をつけるつもりであった。
「忍ちゃん四つん這いになりなさい」
忍が四つん這いになると、小早川は媚薬ローションの先を、忍のお尻に入れ、容器を潰して中身を噴射した。
「んっ……!」
冷たい液体が入り、忍は声を上げる。
次に小早川は、
栓をするため黒服にアナルストッパーを持ってこさせた。
アナルストッパーとは、
アナル用のディルドが付けられているベルトのことである。
黒服は忍のお尻にディルドを挿入すると、
ベルトを締めて固定した。
「良い感じネ♡」
小早川は忍のお尻を両手で包み、
ディルドが馴染むように揉みしだいた。
内部を張り型が掻き回し、媚薬を浸透させていく。
それにより忍の肉棒は、限界まで勃起させられてしまった。
媚薬が浸透して、忍の目つきが険しくなっていく。
まだ命令されてもいないというのに、
今にも誠に襲いかかりそうな雰囲気だ。
「もっとじっくりとマコトちゃんをご覧なさい。
とっても可愛らしい男の娘でしょう?♡
柔らかそうな身体に付いてるおちんちんも、とってもキュートね♡ この子を好きに犯せたら、どんなに気持ち良いカシラ?♡」
「フーーーッ! フーーーッ!」
忍は獣のように息を吐いた。
以前なら、このような極端な反応を見せなかった彼だが、萌を失い、独り身となった彼には、もはや理性をつなぎ止める術などなかった。
次に小早川は、誠に暗示をかける。
「マコトちゃん、あなたはアタシが手を叩くと目を覚ますワ。あなたの目の前には忍ちゃんがいる。
でもなんだか様子がおかしいわネ?
逞しくて素敵なおちんちんを勃起させているワ。
どうして彼はそんな状態になっているのカシラ?
もちろん、分かるわよネ?
そう……彼はあなたを犯し、性欲を発散させようとしているの。こんなに立派なおちんちんを持つ彼に犯されたら、さぞかし気持ち良いでしょうネ♡
でもあなたには真里ちゃんがいる。
彼女のためにも素直に受け入れるわけにはいかないワ。
だけど身体は正直だから、受け入れてしまうの。
でも心だけは許しちゃダメよ?
どんなに気持ちよくても、あなたは真里ちゃんの彼氏なんだから……絶対に受け入れてはダメ……」
これまでの催眠とは、真逆をいく内容。
小早川は、忍を拒否するよう暗示をかけた。
(せいぜい罪悪感を感じなさい……。
彼女がいるのに、男とセックスして気持ちよくなってしまうなんて……潔癖なマコトちゃんには、到底、許せることじゃないワ。
真里を大事に思えば思うほど、男を受け入れる自分に嫌悪感を持ってしまう。そうして罪悪感でいっぱいになった時が、あなたの最後ヨ……)
「忍ちゃん、あなたはアタシが手を叩くと、自由に動けるようになるワ……。目の前にいるその子を、思う存分犯しなさい!」
パンパンッ!!
小早川は覚醒の合図を放った。
※※※
「んっ……」
手を叩く音が聞こえ、誠は眠りから目覚めた。
荒々しい息の音が聞こえてくる。
起き上がると、そこには忍がいた。
彼は限界まで一物を勃起させ、
その先端から我慢汁を垂らしていた。
「えっ……なにっ!?」
友人の悍(おぞ)ましい姿に、誠は恐れおののく。
そして自身が裸であることに気づき、胸と股間を隠した。
強張った顔で、恐る恐る尋ねる。
「忍くん……これはどういうことですか?」
「どういうことって……わかるだろ?」
忍は厭らしい目つきで、見つめてくる。
その目は、明らかに獲物を狙う獣の目。
催眠によって人格を変えられた忍は、
男を襲うレイプ魔として、変貌を遂げていたのだ。
忍が徐々に距離を縮めていく。
「や、やめてください……」
あんなに優しかった忍が、強姦魔のように近づいてくる。
彼の人柄を信用していた誠は、大きなショックを受けていた。
誠はすぐに抵抗を試みた。
股間から手を離し、ペニクリを見せて男であることを証明する。
「私、実は男なんです。
ちっちゃいですが……付いてますよね?」
男だと明かせば、諦めてくれる。
誠は、そう考えたが、
返ってきた答えはーー
「そんなの知ってたさ。男だから良いんじゃないか……」
「そ……そんな……で、でも待ってっ!
あなたには萌さんがいるじゃないですかっ!?
彼女がいるのに、男同士でこんなこと……ダメですよ!」
「萌とは別れたよ。あんなじゃじゃ馬女いらないよ。
俺にはキミさえいれば良い……」
忍は躙(にじ)り寄り、誠の腕を掴んだ。
「やだ……やめてください……。
私……真里さんと付き合ってるの。
こんな身体だけど……普通に女の子が好きなんです!
だから、やめて……」
怯えて涙を流す誠。
抵抗するが、男性の力に敵うはずもない。
たやすく姿勢を崩されて、キスをされてしまった。
「んんっ! んんんーー!!」
催眠の記憶を消されている誠としては、
これが男性とする初めてのキス。
真里と違い、忍の唇は硬くて、力強い感じがした。
(うそ……男の人とキスしちゃった……そんな……)
誠にとっては、禁忌とも言えるホモ行為であるが、
そのショックを受ける間もなく、忍の舌が口内に入り込んでくる。勢いに圧された誠は、奥への侵入を許してしまった。
「んむっ! んっ!? んんんっーー!!」
口内に忍の息が入り、自身の息と混ざりあう。
唾液も舌も絡め合わされ、男とキスをしているという感覚を嫌でも認識させられてしまった。
だが誠も、されるがままではない。
追い詰められた誠は、忍の舌に嚙みついた。
「…………っ!!」
忍の身体が一瞬硬直し、誠から離れる。
少し痛みを感じただけで、怪我はしていないようだ。
誠は忍を傷付けないよう、あえて軽く噛んでいた。
レイプされているとはいえ、
これまで仲良くしてきた仲だ。
友人を想う気持ちが、反抗にブレーキをかけていた。
だが忍に、その想いは届かなかった。
彼は眦(まなじり)を決して誠を見ると、平手で頬を打ち付けた。
パンッ!!!!
大きな音が鳴り、ベッドに倒れる誠。
叩かれたショックで、唖然としている。
そしてすぐに、顔を歪めて泣きそうな顔を見せた。
女としての自覚がある誠にとって、暴力は何事にも耐え難きもの。心に受けた衝撃は、決して小さくなかった。
忍が再び殴る動作を見せると、
誠は両腕を顔の前にクロスさせ身構えた。
怯えて全身が震えている。
「や、やめて……」
「だったら、もうするな。次やったらグーで殴るからな」
誠はすっかり戦意を喪失してしまっている。
長年か弱き乙女として催眠を受け、
お尻を犯されるセックスしか許されてこなかった誠には、
一人で立ち向う勇気は生まれてこなかった。
「女が好きだって言ってる割には、しっかり勃ってるじゃないか。女装もしてるし、本当は男が好きなんだろ?」
「え……? こ、これは……」
起立する分身を見て驚く。
誠のペニクリは、忍にキスされて勃起してしまっていた。
「これは違いますっ!」
「何が違うんだよ? ノーマルだったら勃つわけないだろ?」
「私はノーマルですっ!」
「じゃあ、身体に聞いてやるよ!」
忍は荒々しく誠の腕を掴むと、押し倒した。
彼は、手足をバタバタさせて抵抗する誠を、
再び平手打ちして黙らせると、
ヘッドボード部分に置かれていた媚薬ローションを手に取り、ギンギンに勃起した自分のペニスに垂らした。
そして、灯りに照らされ光るそれを、
仰向けに寝ている誠の菊門に構わず挿入した。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
誠の悲痛な叫びが、部屋全体に響き渡る。
だが忍が動じる様子はない。
かつてはどんな相手にも、慈悲の心で接してきた彼であったが、今は情緒の欠けた、ただの調教マシンへと成り下がってしまっていた。
忍の巨根の根本が、誠の菊門に接触する。
慣れていたこともあり、
誠は挿入による痛みを一切感じていなかった。
(私の中に男の人のおちんちんが……イヤ……イヤ……絶対イヤ……)
込み上げてくる嫌悪感。
誠は顔をくしゃくしゃにして泣いていた。
記憶にある限り、生で男根を受け入れるのは、初めての体験。心に受けた傷は、深いものであった。
だがそれでも身体は正直なものである。
忍をパートナーと認めている誠の身体は、
このような状況にあっても、彼を受け入れ始めていた。
ピク……♡ ピクピクピク……♡
誠のメスチンポが、
夫と認めた巨根の帰りを受けて硬さを増す。
ピクンッ!♡ ピクピクピクッ!♡
さらに上下に揺れ、微笑みを浮かべておかえりの挨拶を行った。
(なんでこんな状況なのに!?)
自らの意思に反して元気になる性器に誠は愕然としていた。
真里以外の人に……
しかも男性相手にここまで元気になってしまうだなんて……
誠を特に驚かせたのは、メスチンポの上反り具合である。
真里のペニバンで突かれた時も勃ってはいたが、
その勃起具合は、良くて90度くらいであった。
しかし、忍のぺニスに突かれて、
勃起したメスチンポの角度は160度。
真里のペニバンによる勃起力を、70度も超えてしまうという驚異的な勃起力であった。しかも上下に揺れるというオマケ付きである。
(ちがう……こんなの私のちんちんじゃない……
収まって……こんなに大きくならないで……)
真里へ操を立てる気持ちから、収まるように祈りだす。
だがその祈りがメスチンポに伝わることはなかった……。
誠と忍のペニスの関係は、相思相愛の夫婦関係。
いくら収まるよう伝えても、
妻が愛する夫を拒むはずがなかった。
そのメスチンポの気持ちが、逆流して誠の心に流れ込んでくる。
気持ちいい。大好き。愛している。
これは過去に交わってきたメスチンポの記憶であろうか?
忍を愛するメスチンポの気持ちが伝わり、誠の怯えていた心に安らぎが生まれてしまった。
(なんでこんなに気持ちが落ち着いてくるの?
お腹もジンジンするし……なんだか変だよ……)
「こんなに硬くして、ホモじゃないなんて説得力がないよ」
忍は依然として色欲にまみれた顔をしている。
誠を慈しむ心はなく、
性欲を発散させるためだけに、腰を振っている。
「ち、違ぅ……♡ あ……あぁんっ!♡」
忍の態度に反して、お腹に感じる温かさや心地よさは、
忍への恐怖を打ち消すのに十分であった。
乖離した心と身体の反応に戸惑う誠であったが、
メスチンポによって、徐々に心が侵食されていってしまう。
「あぁっ!♡ はぁぁぁっ!!♡ あああっ!♡」
抑えているが、それでも漏れ出てしまう喘ぎ声。
誠は男根に突かれる気持ちよさに気付いてしまった。
(んん……♡ 真里さんのちんちんと全然違う……
温かくて硬くて……これが本物の……ちんちんなの?)
無機質なペニバンにはない、
生のおちんぽの温かさと独特の硬さに誠は感動していた。
こんなちんぽを知ってしまったら、
真里のペニバンで勃たなくなってしまう。
誠の心に、不安と焦りが生じていた。
(だめ……せっかく真里さんで勃てるようになったのに……。
このままじゃ……また……勃たなくなっちゃぅぅぅ……)
そんな誠の気持ちなど、どこ吹く風。
誠のケツマンコが、忍の巨根に吸いつき甘え出した。
「ふぅぅ……気持ちいいよ、マコトちゃん。
こんなに締め付けてくれるなんて……キミも喜んでるじゃないか」
「ち……ちがいましゅ……ふぁぁんっ!♡♡」
誠の意思に反し、可憐な蕾がキュウキュウ♡と締め付けて、雄の精を吐き出させようとしている。
忍のぺニスは勢いを増し、前立腺を突き始めた。
(だめぇっ……! これ以上、突かないでっ……!
……おかしくなっちゃうぅぅぅっ!)
前立腺に与えられた新たな刺激により、
誠のメスチンポの先から、涎が垂れ始めていた。
「そろそろ認めろよ。女より男の方が好きだって」
「ぁ……♡ぁ……♡ぁ……♡」
すでに問いに答える余裕もなくなってきている。
忍は構わず、誠を犯し続けた。
そうして交わり数分後、
忍は誠を抱き寄せ唇を奪った。
「ンンッ!!? ンンンンッ!!♡♡♡」
誠は、キスをされて大きく目を見開くが、
あまりの気持ちよさに、
すぐに恍惚の表情を浮かべてしまう。
メスチンポに支配された誠は、
このオスのつがいになることを受け入れてしまっていた。
(もうこれ以上、私を……ホモにしないで……
わかっちゃう……このままじゃ……わかっちゃうから……)
「ほら、いけよっ! イッてホモを認めろっ!
女装して男を誘惑するメスホモビッチなんだろっ!?
こんな女みたいな身体してくるくせに、
ノンケだなんて、嘘つくじゃねえよ!
フゥーッ、そろそろイキそうだ……。
ラストスパートをかけるぞっ! いいなっ!?」
荒れ狂う鼻息。全身から漂う雄の香り。奥底からマグマのように噴き出る性欲を伴って、忍は腰を打ち付けた。
「あぁぁっ!!♡♡ あぁぁぁぁぁっ!!!♡♡♡
いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃんっ!!!♡♡♡」
誠は嬌声を上げながら、忍の背中に手を回した。
自ら動くのだけは避けていた誠だったが、全身から沸き出る忍への想いに、ついに耐え切れなくなったようだ。
(あぁぁ♡♡ おちんぽ……おちんぽすごいぃぃぃぃ!!!
生のおちんぽ……はぁはぁ♡♡ きもちいぃ……!♡♡
すごすぎる、あぁぁっ!!♡♡)
おちんぽの味をしっかりわからせられてしまい、
誠はすっかりメス顔を晒してしまっていた。
自らも腰を動かし、おちんぽを美門で頬張る姿は、
まさに淫乱メスホモビッチそのもの。
ストロークを最大にして、オスチンポ全体をこすった。
そうして、ついに忍が限界を迎える……。
誠のアプローチにより、脈打つ一物の鼓動を感じた忍は、
ただでさえ大きな巨塔をさらに膨らませ、
強烈なる全身のリビドーを、二人の愛の巣へと解き放つのであった。
ドクドクドクドクドクドク!!!
ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!
ブシャァァァァァァァァァァァァーーーー!!!!
まるで決壊した水門から押し寄せる波のように、
逞しい雄の遺伝子が、誠の子宮に注がれる。
贈られた子種を受けて、誠はついに歓声を上げた。
「あっあっあっあっあっあっあ!!!♡♡♡♡
好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!♡♡♡♡♡♡
おちんぽ大好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!♡♡♡♡」
ビクビクビクビクッ!!!ビクンッ!ビクンッッ!!!
ピュッ……トロトロン♡
激しいメスイキとゴミみたいな射精。
誠は、真里では決して得られなかった快感を、
忍とのホモセックスによって体験してしまった。
自分はノンケではなく〖ホモである〗と、
はっきりと〖わからせ〗られてしまったのだ。
(わかっちゃった……私……女の人じゃなくて、
男の人を求めてるってわかっちゃった……)
あんなに嫌がっていたチンポを、最後には大好きと叫んでしまった。
今後、真里のペニバンに突かれても、忍の生チンポを心の中で求めてしまうだろう。
真里を愛する気持ちが、
そんな自分の卑しさに罪悪感を投げかけた。
(ごめんなさい真里さん……
私はもう……あなたじゃ満足できない……)
誠は心の中で真里に謝罪した。
「わかっただろ? 自分がメスホモだって……?」
「そ、それは……」
もはや否定はできなかった。
男に抱きつき、おちんぽ大好きだなんて、
ノンケの男性なら言わない。
誠は無言でメスホモであることを認めざるをえなかった。
「じゃあ、続きを始めようか?
男同士の気持ちよさを、もっと刻み付けてやるよ」
「や、やだ……やだ……」
涙を流して、許しを乞う誠であったが、
忍にそんな言葉は通じなかった……。